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整骨院・接骨院の内装をおしゃれにするには?レイアウト事例も紹介

整骨院・接骨院の内装をおしゃれにするには?レイアウト事例も紹介

2025年05月19日運営コラム

 

整骨院や接骨院の開業、またはリニューアルを考えている方にとって、内装のデザインやレイアウトは悩みどころではないでしょうか。
「どんな色を選べば患者さんに好印象なのか」「どこまで設備基準を守ればいいのか」「予算内でおしゃれに整える方法は?」など、考えるべきポイントは意外と多くあります。

本記事では、整骨院・接骨院の内装について、

  • 開業時に押さえておきたい基準

  • おしゃれな内装にするためのデザインのコツ

  • スムーズな運営につながるレイアウトの工夫

  • 内装工事の費用相場とコストを抑える方法

といった実用的な情報を、具体例を交えながらわかりやすく解説します。
これから院づくりを始める方も、内装リニューアルで集客や満足度を高めたい方も、ぜひ参考にしてください。

 

整骨院・接骨院の内装に必要な基準とは?

「内装にこだわりたいけど、法律的にどこまで自由が利くのかわからない…」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

整骨院や接骨院を開業する際には、最低限クリアすべき“構造設備基準”があります。デザインを優先しすぎて基準を満たせなければ、保健所の許可が下りず開業できないリスクも。ここでは、必ず押さえておきたい基本ルールを紹介します。

 

施術室・待合室の広さ

まず重要なのは、必要な面積を確保することです。

  • 施術室は6.6㎡(約2坪)以上

  • 待合室は3.3㎡(約1坪)以上

このサイズ感がイメージしづらい場合は、
「施術ベッド1台分のスペース+施術者が横に立てる余裕」があるかを基準に考えるとわかりやすいです。

たとえば、ビルの一室を改装する場合、「個室をたくさん作ろう」と思って無理に区切ると、基準に満たなくなることもあるため注意が必要です。

▼ポイント
レイアウトを考える前に、図面に面積を明記しておくことが重要です。整骨院の広さについては、別記事が参考になります。

 

換気や衛生設備

「空気がこもっている」「なんとなく不衛生に感じる」
そう感じさせてしまえば、リピートにはつながりません。

整骨院には、次のような換気・衛生管理に関するルールがあります。

  • 施術室の7分の1以上が外に開放できる(または換気設備の設置)

  • 手指消毒用設備や流し台の設置(義務ではないが推奨)

特に近年は感染症対策にも関心が高まっており、
空気清浄機・CO2センサーの導入なども患者から好印象です。

▼補足
厚生労働省の定める構造基準に加え、保健所ごとに細かな指導内容が異なることもあるため、必ず開業地の保健所に確認を取りましょう。

 

バリアフリー対応とプライバシー配慮

あなたの院には、車いす利用者や高齢の患者さんも来院される予定はありますか?
そうであれば、バリアフリー設計は集客・信頼の面で欠かせない要素になります。

たとえば

  • 入口に段差があるなら、スロープや手すりを設置

  • 院内移動を考慮して、幅80cm以上の通路確保

  • 自動ドアやバリアフリートイレの導入

これらは一見コストがかかるように見えますが、“通いやすさ”が口コミで広がる武器にもなります。

また、プライバシーの配慮も重要です。ベッドを複数置く場合は、

  • カーテンで1人ひとりの空間を区切る

  • 受付や待合での個人情報(保険証など)が他人に見えないよう設計

など、ちょっとした気遣いで安心感がグッと高まります。

 

整骨院をおしゃれな内装にするためのデザインポイント

「新規の患者が増えない」「リピーターが定着しない」などの悩みを抱えていませんか?
もしかすると、その原因は“内装の印象”かもしれません。整骨院の内装は、患者の第一印象を決め、信頼感・安心感・通いやすさを左右します。

ここでは、集客につながる内装デザインの具体的なポイントを紹介します。

 

カラー選びの基本(ブルー/グリーン/ホワイトなど)

整骨院の雰囲気は、「色」で大きく変わります。色は感情に働きかける要素だからこそ、誰に来てほしいか(ターゲット)を明確にしたうえで選ぶことが大切です。

  • ブルー系(信頼感・清潔感)
     →ビジネス街にある整骨院などで、男性客の多い店舗におすすめ。壁やカーテンに淡いブルーを使うと、落ち着いた印象を与えます。

  • グリーン系(安心・癒し)
     →住宅街の整骨院など、主婦層や高齢者が多い地域にぴったり。観葉植物+薄いグリーンのアクセントクロスを組み合わせると、自然な安らぎを演出できます。

  • ホワイト系(清潔感・信頼)
     →施術スペースや受付を白基調に統一すると「病院らしさ」と「安心感」の両方が得られます。ただし、冷たい印象にならないよう、木目の床材や暖色系の照明で温かさを加えるのがコツです。

  • ピンク・オレンジ系(親しみ・明るさ)
     →お子さん連れや女性向けの院では、ピンクのクッションやオレンジのアクセントクロスなどが有効。明るく、柔らかい雰囲気を演出できます。

▼ワンポイントアドバイス
色の組み合わせに迷ったら、「ベースカラー7:メインカラー2.5:アクセントカラー0.5」の比率が王道です。

 

自然素材・木目調を活かす

「整骨院らしくない、カフェみたいで入りやすいですね!」
そんな声が聞こえてくるような、温もりのある内装を作りたいなら、木目調のデザインや自然素材の導入が効果的です。

たとえば…

  • 受付カウンターを木目の板張りに変更

  • 白壁+木目のフローリング+間接照明

  • 壁面に観葉植物と木製棚を設置

これだけで、従来の“冷たい雰囲気の整骨院”から、“温かみのある安心空間”へと印象がガラッと変わります。
特に、患者が緊張しやすい初診時長時間過ごす待合室には、この「リラックス感」が重要です。

 

照明やインテリアの工夫

「清潔感はあるけど、なんか居心地が悪い…」
そんな印象を持たれてしまうのは、多くの場合、照明の使い方が原因です。

  • 受付・通路:昼白色(白い光)で明るさ重視
     →信頼感・清潔感を与える光。はじめて来院する患者の不安を和らげます。

  • 施術室・待合室:電球色でやわらかい雰囲気に
     →リラックス効果のある光で、居心地の良さ・安心感がアップ。リピート率にも直結します。

+αの工夫として…

  • 壁に自然風景のアートパネルを飾る

  • アロマディフューザーで香りの演出をする

  • 雑誌ラックやウォーターサーバーで“待ち時間対策”

このような小さな工夫を積み重ねることで、「また来たい」と思ってもらえる整骨院になります。

 

整骨院の内装のデザイン・レイアウト事例

実際に整骨院で採用されている内装デザインやレイアウトの事例を紹介します。

色使いや設備配置など、具体的な工夫が視覚的にわかるため、開業やリニューアルの参考にしやすい内容です。

 

事例①店舗デザイン.com

整骨院内装のレイアウト事例1

出典:店舗デザイン.com

 

「店舗デザイン.com」は、全国の店舗出店者と内装デザイン会社をつなぐマッチングサイトです。10,000件以上のデザイン事例を掲載し、飲食店や整骨院など多様な業種の内装デザインを閲覧できます。

 

施主は匿名で依頼内容を登録し、複数のデザイン会社と商談が可能です。

 

また、商談管理機能により、メッセージのやりとりや資料の共有、ステータスの管理が一元化され、スムーズなコミュニケーションを取ることができます。

 

 

事例②Ai空間デザイン室

 

出典:Ai空間デザイン室 整骨院

「Ai空間デザイン室」は、千葉県を拠点に店舗デザインや住宅リノベーションを手がけるデザイン会社です。創業以来20年間で244店舗の工事実績があり、整骨院や鍼灸院の内装デザインも多数手がけています。

お客様とのコミュニケーションを重視し、「思いをカタチにする」ことをモットーに、デザインから施工まで一貫して対応しています。

また、ブランディングや名刺制作など、店舗運営に必要な要素もトータルでサポートしています。

 

事例③フルサポキュア

整骨院内装のレイアウト事例3

出典:接骨院・整体院・治療院の内装工事 フルサポキュア

 

「フルサポキュア」は、整骨院や鍼灸院などの治療院専門の内装施工会社です。設計から施工までを一括で請け負い、仲介費用がかからないため、他社よりも安価に施工が可能です。

 

保健所の検査ポイントを熟知し、集客を考えたレイアウトやイメージを提案。また、施工の工程や価格の透明性を重視し、明確な工程表や詳細な見積もりを提示しています。

 

引き渡し後のフォローも万全で、安心して任せられる施工会社です。

整骨院内の設備レイアウトで気をつけたいこと

内装デザインが整っていても、動線が悪い・収納が足りない・受付がごちゃごちゃしている…。
そんな整骨院では、患者さんに「なんか通いづらい」と思われてしまう可能性があります。

ここでは、日々の業務がスムーズに回り、患者さんにとっても居心地がいい空間にするための、実用的なレイアウトの工夫を紹介します。

受付スペースは「顔」となる空間

「受付=院の第一印象」です。
最初に目にする場所だからこそ、清潔感・丁寧さ・安心感が伝わる設計にしましょう。

たとえば…

  • カウンターの上はできるだけモノを置かず、スッキリと整理

  • カルテや保険証が他の患者から見えない配置にする

  • 少し背の高い受付カウンターを使って視線を遮る工夫

また、間接照明や木目調の仕上げを取り入れると、受付が柔らかい雰囲気になります。
スタッフが笑顔で迎えられるような、明るく落ち着いた空間づくりを意識しましょう。

書類・備品の収納でスッキリ感を演出

「施術中に書類を探してゴソゴソ…」
「タオルが山積み…」

そんな姿を見られたら、患者の信頼感は下がってしまいます。
だからこそ、収納スペースの確保と動線設計はとても重要です。

具体的には

  • カルテやレセプト関連の書類は、施術室から見えない場所に収納

  • タオル・着替え・消毒用品などは、使用頻度に応じて高さや場所を使い分け

  • 造作棚や引き出し付きカウンターで、作業エリアと見た目を両立

収納がしっかり機能している院は、それだけで「整理整頓された=清潔そう」という印象につながります。

電源・動線・段差の設計でストレス軽減

見落とされがちですが、電源の配置と動線の設計は、院内の快適さ・安全性に直結します。

  • 施術機器・パソコン・プリンターなどの電源位置を想定してレイアウトを設計
     →コードが通路を横切らないように配置する
     →患者がつまずかないよう、カバーや埋め込み式のコンセントも検討を

  • スタッフと患者の動線を分ける
     →施術者が移動しやすい=業務効率UP
     →患者が迷わず移動できる=ストレス軽減

  • 段差は極力なくす
     →高齢者や足腰に不安のある方でも安心して来院できます
     →出入口・トイレ・待合室など、主要な動線はバリアフリー化が基本

▼一例:
「段差にスロープ+手すりを設置」したことで、口コミに「母でも通いやすい」「子連れでも安心」と書かれ、リピートが増えた整骨院もあります。

 

坪単価の目安と価格帯別の特徴

整骨院の内装費用は、一般的に**「坪単価×面積」で算出**されます。以下は、目安となる価格帯です。

仕上がりグレード

坪単価の目安

特徴

スタンダード

20~30万円

最低限の設備とシンプルな内装。保健所の基準を満たせる構成。

ミドルグレード

30~50万円

デザイン性あり。木目調や照明工夫などで温かみのある空間に。

ハイグレード

50万円以上

差別化・ブランディング目的。ホテルライクな受付や造作家具も可。

▼例:15坪(約50㎡)の整骨院で、ミドルグレードの場合
→ おおよそ450万〜750万円前後が目安となります。

 

居抜き物件の活用

「内装を一から作る余裕がない…」という方におすすめなのが、居抜き物件の活用です。

居抜き物件とは?
前のテナント(クリニック・サロン等)が使っていた内装や設備がそのまま残っている物件です。

たとえば…

  • 施術室・待合室のレイアウトがすでに分かれている

  • 換気設備や水回りが整っている

  • 電気・照明・床材などがそのまま使える

これらを活かせば、数百万円単位で費用を圧縮することも可能です。

注意点:
デザインが古い、あるいは自院のコンセプトに合わない場合は、部分改装にかかる費用も計算して検討しましょう。

 

複数業者からの相見積もりは必須

工事を依頼する際は、1社だけで決めるのはNGです。
複数業者に相見積もりを取り、比較検討することが基本です。

比較すべきポイントは価格だけではありません:

  • 見積書が明細付きか(細かく分類されているか)

  • 過去に整骨院や医療施設の施工実績があるか

  • 工期やアフターフォローの対応はどうか

▼現場での打ち合わせは必ず実施
図面だけで話を進めず、現場で設備配置や動線を確認しながら、具体的な提案をもらいましょう。

結果として、トラブルや追加費用の発生を防げます

整骨院の開業費用について気になる方は、「接骨院・整骨院開業費用は最低いくら必要?」の記事が参考になります。

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整骨院・接骨院の内装は、単なる“見た目”だけでなく、患者さんの信頼感やリピート率に直結する重要な要素です。
法的な基準をしっかり押さえたうえで、ターゲットに合ったデザインやレイアウトを取り入れれば、集客力アップにもつながります

とはいえ、「初めての内装工事で何をどう進めればいいか分からない…」「物件選びから不安…」「整骨院の開業の流れを知りたい」という方も多いはず。

そんなときは、整骨院の開業支援に特化した「ジョイパル」に相談してみてください。
専門スタッフが、店舗デザイン・内装プランニングまでをトータルでサポートしてくれます。

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