公開日:2026年02月03日
「接骨院・整骨院を開業したいけれど、経営に失敗しないだろうか・・・」
開業準備中は、期待と同時に不安を感じるものでしょう。
経営を安定させるためには、近隣の整骨院との明確な違いを打ち出すことが欠かせません。
自院の強みを言葉にし、患者に伝える「ブランディング」は、選ばれる院になるための有効な手段です。
本記事では、1,700件以上の開業支援実績を持つジョイパルが、整骨院ブランディングの手順からポイントまで網羅的にご紹介します。
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接骨院・整骨院の開業の流れについて知りたい方は、開業準備について網羅的にまとめた「整骨院開業の流れ・必要な準備は?整骨院を開業するための資格・費用・手続きをわかりやすく解説」の記事をぜひ参考にしてください。
整骨院開業の流れ・必要な準備は?整骨院を開業するための資格・費用・手続きをわかりやすく解説
「整骨院を開業したいけど、何から始めればいいのかわからない」 「資格や費用、手続きの流れを知りたいけど、調べても難しくて不安…」 整骨院の開業には、資格・物件・資金・届出など…
整骨院、接骨院の開業支援ならジョイパル
整骨院にブランディングが必要な理由

接骨院・整骨院経営を安定させるためには、技術力だけでなく「選ばれる理由」を明確に伝えることが重要です。
ブランディングが必要とされる主な理由は、以下の3点です。
①競合院が増え、差別化が不可欠なため
近年の整骨院の増加により、差別化が困難になっています。全国の柔道整復の施術所数は 50,924 か所(令和4年末時点)にのぼり、コンビニエンス店舗数56,054店舗(令和7年12月現在)にせまる水準です。
このような環境では、特徴のない院は埋もれてしまいます。
「産後の腰痛ケアに特化する」「スポーツ外傷を専門に扱う」など、強みや専門性を明確に打ち出すことで、同じ悩みを持つ患者から優先的に選ばれるようになります。
②自費メニューの価値を正しく伝えるため
保険請求審査の厳格化により、保険診療だけに依存した経営は年々難しくなっています。
専門性・施術効果・設備へのこだわりをブランドとして可視化することで、高単価な自費メニューも納得して選ばれやすくなります。
③理想のターゲット患者を集めるため
ターゲットを絞ったブランド発信により、院の考え方や施術方針に共感する患者が来院します。
すると、認識のズレが起こりにくく、満足度の高い関係構築が可能です。
このように「選ばれる理由」を意図的につくることが、価格競争に左右されない整骨院経営につながります。
整骨院のブランディングで得られる3つの効果

接骨院・整骨院が独自のブランドを確立すると、集客以外にも経営面に多くのプラスの影響をもたらします。
価格競争から脱却して適正な単価設定ができる
ブランディングがない場合、患者は「安い」「近い」といった条件面だけで院を選びがちです。
その結果、近隣の低価格院との価格競争に巻き込まれ、消耗する経営になりやすくなります。
一方で、自院の強みや専門性が明確に伝わっていれば、価格だけで比較されることは減少します。
自院の価値に納得した患者が来院するため、適正な料金設定と安定した利益確保が可能です。
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ブランディングなし |
ブランディングあり |
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選定基準 |
安さや近さ |
技術や専門性への信頼 |
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価格決定権 |
周囲の相場に依存 |
自院で自由に設定可能 |
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利益率 |
低くなりやすい |
高く維持できる |
例えば「40代の慢性腰痛専門」といった専門性を打ち出すことで、距離に関係なく価値を求める患者が集まり、適正価格でも選ばれる院になります。
価格ではなく価値で選ばれる環境を整えることが、質の高い施術を長く続けるための土台となるのです。
ファンが増えてリピート率やLTVが向上する
ファンが増え、リピート率やLTV(1人の患者が、通院期間を通して院にもたらす総売上)が向上すると、新規集客にかかる負担は大きく軽減されます。
ブランドコンセプトに共感した患者は、症状が改善した後もメンテナンス目的で通い続ける傾向があります。
さらに、家族や友人を紹介してくれるという好循環も。
結果として、広告費に頼らない、安定した院運営が可能になります。
採用活動において優秀な人材を確保しやすくなる
接骨院・整骨院のブランディングは、患者だけでなく採用面でも大きな効果を発揮します。将来的な組織化を見据えた場合、採用面への効果も見逃せません。
求職者は、院の理念や雰囲気、方向性に共感できるかを重視して応募先を選ぶもの。独自のカラーが明確な院には、価値観が合い、意欲の高い人材が集まりやすくなります。
例えば、スポーツ障害に強い院であれば、部活動やアスリート支援に関わりたい柔道整復師が自然と集まるでしょう。
入職後のミスマッチを防げるため、定着率の向上にもつながります。
失敗しない整骨院ブランディングの進め方5ステップ

接骨院・整骨院のブランディングとは思いつきで進めるものではなく、正しい手順があります。
ここでは、5つの基本ステップを確認していきましょう。
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【5ステップ】 |
① 院のコンセプトとターゲット層を明確にする
最初に決めるべきなのが、院のコンセプトとターゲット層です。
「誰の、どんな悩みを解決する院なのか」が曖昧だと、その後の施策がぶれてしまいます。
自分の得意分野や理想の働き方を踏まえて設定しましょう。
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【コンセプト設計の要素】 悩みの種類(腰痛・肩こりなど) ターゲット層(高齢者・会社員など) 通院目的(根本改善・癒やしなど) |
例えば、デスクワークによる首の不調に悩む30代男性をターゲットにするなら、夜遅くまで受付する体制が強みになります。
まずは軸を明確にし、そこから細部を詰めていきましょう。
② 近隣の競合をリサーチして独自の強みを見つける
次に、近隣の整骨院をリサーチします。どんな院があり、どんな患者層が通っているのかを把握しましょう。
ポイントは、他院にないポジションを取ることです。
例えば、周囲が「保険診療中心・短時間施術」がメインであれば、自院は「自費メイン・完全予約制・丁寧な施術」にすると差別化につながります。
比較したうえで「勝てる部分」を徹底的に磨きましょう。
③ 信頼の根拠となる技術や資格・機器を整理する
患者に安心してもらうためには、信頼の根拠が必要です。開業直後で実績が少なくても、これまでの経歴や資格は大きな武器になります。
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【整理しておきたい情報例】 国家資格:柔道整復師・鍼灸師 |
情報を整理して見せることで、技術力や信頼性が伝わります。
自院の強みを、誰が見ても分かる形にしておきましょう。
とはいえ、広告に掲載する際は、規制に注意が必要です。
接骨院・整骨院が配慮すべき広告規制に関する詳しい解説は「接骨院・整骨院の広告規制・広告ガイドライン【2025年最新】」の記事にありますので、ぜひ参考にして下さい。
接骨院・整骨院の広告規制・広告ガイドライン【2025年最新】
整骨院・接骨院の広告には、医療系の施術所ならではの「広告規制」があることをご存じですか? 「チラシや看板にどこまで書いていいのか分からない…」 「ホームページに施術メニュー…
整骨院、接骨院の開業支援ならジョイパル
④ ロゴ・内装・Webサイトのデザインを統一する
ロゴ・内装・Webサイトは、すべて同じ世界観で統一しましょう。視覚的なバラつきは、不信感につながりかねません。
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【統一するポイント】 ロゴの形・配色 |
例えば「和モダンで落ち着く院」を目指すなら、木の温もりを感じる内装と深みのある色合いを組み合わせると効果的です。
どの接点でも同じ印象を持ってもらうことが大切です。
⑤ 認知拡大のためのマーケティング施策を実行する
最後に、マーケティング施策で認知を広げます。どれだけ良いコンセプトでも、知られなければ意味がありません。
開業前からオンライン・オフライン施策を併用し、継続的に発信しましょう。
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【マーケティング施策例】 Instagramでストレッチ動画を定期投稿 |
地道な情報発信の積み重ねが、ブランドの認知度を着実に高めていきます。
接骨院・整骨院のSNSを使った集客法やコツについては、記事「接骨院・整骨院のSNS集客はどう始める?どれを選ぶ?戦略や注意点を紹介」で詳しく解説しています。
あわせてご覧ください。
接骨院・整骨院のSNS集客はどう始める?どれを選ぶ?戦略や注意点を紹介
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整骨院、接骨院の開業支援ならジョイパル以上、手順に沿って、適切にブランディングを進めていきましょう。
整骨院のブランディングでよくある失敗パターン3選

ブランディングは、慎重に進めないと失敗することもあります。よくある失敗パターンを知り、経営リスクを未然に防いでください。
デザインなどの見た目だけで中身が伴っていない
見た目ばかり整えて中身が伴っていないと、患者の期待を裏切り、リピート率の低下につながります。
立派なロゴやWebサイトで来院しても、施術や接客の質が低ければ、次は選ばれません。
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【よくあるギャップ】 広告の印象より施術レベルが低い コンセプトと接客態度が一致していない 内装は豪華だが清掃が行き届いていない |
例えば「丁寧なカウンセリング」を打ち出しながら、実際は数分で終わってしまうと信頼は失われます。
発信内容と実際の体験が一致するよう、技術力とスタッフ教育にも力を入れましょう。
ターゲットを広げすぎて誰にも刺さらなくなっている
集客への不安からターゲットを広げすぎると、結果的に誰の心にも響かない院になってしまいます。
「老若男女・全症状対応」という表現は、 一見魅力的でも、特徴のない院として埋もれがちです。
例えば、30代の働く女性を狙うなら、 仕事帰りに通いやすい時間帯や、疲労回復に特化した提案が必要です。
対象を絞ることで「自分のための院だ」と感じてもらえます。
こだわりすぎて開業資金を内装等に使いすぎている
内装にこだわりすぎると、開業後の運転資金が不足し、経営が不安定になります。
理想を追い求めるあまり、家具や装飾に費用をかけすぎるケースは少なくありません。
しかし重要なのは、見た目の豪華さよりも患者が感じる価値と認知の拡大。
待合室の椅子に多額を投じるより、機器導入や集客媒体に使った方が、早期の黒字化につながります。
内装は清潔感を最優先にし、身の丈に合った投資と冷静な予算配分を心がけましょう。
開業成功にはブランディングと事業計画の両立が不可欠

接骨院・整骨院のブランドコンセプトを実現するためには、立地選定や資金計画、設備投資まで事業計画に一貫性を持たせる必要があります。
特に、立地は集客効率に直結するため、ターゲット層の生活動線や競合状況を踏まえて検討しましょう。
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【ブランディングを成功させる事業計画のポイント】 ブランドイメージに合う立地・物件を選ぶ 強みや専門性を反映した収益モデルを設計する 施術と相性が良く、収益性の高い機器を導入する |
数字と想いの両面を整理し、事業計画を立てることが、開業後も安定して選ばれ続ける整骨院に近づきます。
整骨院の開業・ブランディングに関するよくある質問
接骨院・整骨院のブランディングに関するよくある質問を取り上げます。
開業資金が少なくてもブランディングは可能?
はい、開業資金が少なくてもブランディングは可能です。ブランディングとは、高額な費用をかけて見た目を整えることではなく 「自院の価値を定義し、正しく伝える活動」を指します。
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【低コストでできる施策例】 院のコンセプトを言語化する SNSで無料の情報発信を行う 自作チラシを近隣に配布する 接客や対応ルールを統一する |
例えば、Instagramで腰痛予防の知識を継続的に発信することでも、 専門性は伝わります。
まずはお金をかけずにできることから始め、少しずつ自院のファンを増やしていきましょう。
整体院と整骨院ではビジネスモデルや戦略が違う?
はい、整体院と整骨院には明確な違いがあります。大きな違いは、国家資格の有無と保険診療を扱えるかどうかです。
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整骨院 |
国家資格を活かした医療的な信頼性が強み |
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整体院 |
独自の手技や世界観で差別化する戦略が主流 |
整骨院の場合は、資格・医学的根拠・専門性を前面に出したブランディングが有効です。
自院ならではの強みを明確にし、整体院との違いを分かりやすく伝えましょう。
ブランディングは自力でもできる?
ブランディングは自分で進めることも可能ですが、必要な部分だけプロの力を借りるのが効率的です。
判断の基準は、予算と自分の得意分野。
院のコンセプト設計や想いの言語化は、院長自身が行うことで一貫性が生まれます。
一方、ロゴやWebサイトなどの制作物は、プロに依頼することで完成度と集客力が大きく向上します。
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【プロに依頼するメリット】 客観的な視点で強みを整理できる 洗練されたデザインが手に入る 集客を意識したWeb構成が可能 |
要所を外注することで、無駄なくブランドを形にしていきましょう。
整骨院ブランディングで開業を成功に導くために
接骨院・整骨院の開業を成功させるためには、競合と差別化するブランディングが欠かせません。
本記事では、5つのステップによるブランドの土台づくりや事業計画との両立について解説しました。
これらを一つずつ実践することで、「選ばれる理由」が明確な整骨院を目指せます。
開業準備やブランディングに不安がある場合は、整骨院の開業支援実績が1,700件以上と豊富な株式会社ジョイパルにぜひご相談ください。
医療機器選定をはじめ、立地調査、内容や広報サポートなど、経験をふまえた幅広いアドバイスが可能です。
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