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お知らせ/新着情報一覧
整骨院や接骨院を経営していると、機器の購入や家賃、チラシの印刷など、さまざまな支出が発生します。
こうした費用の中には「経費」として計上できるものが多くありますが、「どれが経費になるのか?」「何費にすればいいのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、整骨院・接骨院で経費として落とせるものを一覧でご紹介します。あわせて、節税に役立つ制度や勘定科目の選び方、領収書の扱い方まで、初めての方でもわかりやすく解説します。
接骨院・整骨院で落とせる経費の具体例
整骨院や接骨院を経営していると、毎月いろいろなお金がかかりますよね。
その中で、仕事に関係する支出は「経費」として処理することができます。
ここでは、どんなものが経費になるのか、具体例をあげながらわかりやすく説明していきます。
たとえば、治療で使う機器やテーピング、チラシを配るための印刷費などは、「仕事のために使ったお金」なので経費にできます。ただし、プライベートで使ったものは経費にできません。「この出費は、整骨院の仕事に必要だったのか?」という点が大事です。
整骨院の開業にかかる初期費用の目安については、「整骨院の開業に必要な費用はいくら?」の記事で詳しく紹介しています。
では、整骨院や接骨院でよくある経費の具体例を紹介します。
施術用機器・ベッド・備品など
電気治療器やベッド、枕、カーテンなど、患者さんに施術を行うために必要な道具は、すべて経費にできます。ただし、価格が10万円を超えるような高額な機器については、「固定資産」として減価償却が必要になることもあるので注意しましょう。
消耗品(テーピング、衛生用品など)
テーピングや包帯、アルコール綿、マスク、手袋などの消耗品も経費に入ります。
毎日使うものなので、しっかり記録しておくのがおすすめです。
ユニフォーム・タオル
施術中に着る白衣やポロシャツ、患者さん用のタオルなども経費にできます。
クリーニング代も対象になります。
家賃・水道光熱費
テナントを借りて整骨院を開いている場合、その家賃や電気代・ガス代・水道代も経費です。
自宅の一部を使っている場合は、「事業に使っている割合」だけを経費にできます(これを「按分」といいますが、後で説明します)。
通信費・広告宣伝費
電話代やインターネット回線の費用、ホームページの運営費なども経費に入ります。また、チラシを作って配布した費用や、SNS広告なども「広告宣伝費」として計上できます。
セミナー・勉強会参加費
施術のスキルアップや経営に役立つセミナーや勉強会に参加したときの参加費・交通費も経費にできます。
車両費(出張施術など)
患者さんの自宅に出張して施術を行う場合、その車のガソリン代・高速代・駐車場代も経費にできます。
もちろん、プライベートのドライブなどと混ざらないように注意が必要です。
たとえば、自宅の一部を施術室として使っている、車を仕事でもプライベートでも使っている、といったケースでは、「何割が仕事用か」をきちんと分ける必要があります。
これを「按分(あんぶん)」と呼びます。
たとえば家賃が10万円で、そのうち半分のスペースを整骨院として使っているなら、5万円だけを経費として計上する、という感じです。
この按分は、感覚ではなく「面積」や「使用時間」など、説明できる根拠があると安心です。
【勘定科目別】整骨院・接骨院の経費分類
経費にできるものがわかっても、「これって何費になるの?」と迷うこと、ありませんか?
ここでは、会計ソフトや確定申告で使う“勘定科目”について、整骨院や接骨院でよく使うものを中心に紹介します。
以下は、整骨院や接骨院を運営するうえで、経費として落とせるものです。
- 消耗品費
- 備品費
- 地代家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 広告宣伝費
- 交際費
- 車両関連費
- 旅費交通費
- 研修費
では、それぞれみていきましょう。
消耗品費
テーピングや衛生用品、文房具など、使いきりのアイテムはここにまとめます。
金額が小さく、繰り返し購入するものが対象です。
備品費
施術ベッドや電気治療器など、ある程度高価で長く使うものは「備品」として記録します。
10万円未満なら「消耗品費」とするケースもありますが、10万円を超える場合は「固定資産」として減価償却が必要になる場合も。
地代家賃
店舗や施術スペースの家賃はここに。自宅の一部を使用している場合は、事業で使っている分だけを按分して計上します。
水道光熱費
電気代・水道代・ガス代などのインフラ系は「水道光熱費」にまとめます。こちらも自宅と併用なら按分が必要です。
通信費
スマホや固定電話、インターネット回線など、連絡やネット利用の費用はこちら。
Wi-Fi代や業務用アプリの通信料も含めてOKです。
広告宣伝費
チラシ、パンフレット、Web広告、看板など、集客のためにかけた費用をまとめます。
交際費
取引先との食事、業界関係者との懇親会など、事業を円滑に進めるための接待費用です。しかし、個人的な飲み会はNGですので注意しましょう。
車両関連費
車で訪問施術に出かけるときのガソリン代・高速代・駐車場代・自動車保険などが対象です。
プライベートでも使う車の場合は、使用割合で按分しましょう。
旅費交通費
電車やバス、タクシーなどでの移動費。
講習会に行くときの交通費や、出張の交通・宿泊費もここに入ります。
研修費
セミナーや講習会の受講費、勉強のための教材費も「研修費」でOKです。
知識や技術の向上を目的としていれば、経費として認められやすいです。
勘定科目ごとの経費処理は、開業後の収入にも影響します。「整骨院の年収はどれくらい?院長の平均年収や売上目標」の記事を参考にして、手元に残る金額もチェックしてみましょう。
勘定科目は、「正確さよりも、一貫性」が大事です。たとえば、ティッシュ代を「消耗品費」にしたなら、今後も同じように分類しておくのがベターです。また、「どれに当てはまるかわからない…」というときは、ざっくり「雑費」にしても問題はありませんが、あくまで一時的な措置と考えましょう。
頻繁に使うものは、早めに勘定科目を統一しておくことで、あとでまとめるときにラクになります。
整骨院・接骨院の節税に役立つ制度
経費をしっかり使うことで、課税される所得を減らせる=つまり節税につながります。
ここでは、整骨院・接骨院の経営者が知っておくと役立つ、節税のやり方や制度を紹介します。
青色申告で65万円控除を活用する
個人事業主として整骨院を開業しているなら、青色申告がおすすめです。きちんと帳簿をつけて、決まった方法で申告すれば、最大65万円の控除が受けられます。
帳簿管理に少し手間はかかりますが、税金がぐっと減るので、ぜひ検討してみてください。
専従者給与の計上
家族に受付や事務を手伝ってもらっている場合、その家族に給料を払うことで、経費として計上できます。これを「専従者給与」といいます。
家族に正しく給料を払えば、自分の所得を減らせるので、結果的に節税になります。
※事前に「専従者給与の届出」が必要なので、税務署で確認しておきましょう。
小規模企業共済・経営セーフティ共済の活用
将来のために積み立てをしながら節税できる制度があります。
- 小規模企業共済:将来の退職金の積立ができる。掛金は全額所得控除。
- 経営セーフティ共済(倒産防止共済):万が一に備えた積立制度。これも全額経費にできる。
どちらも「積み立てながら節税」ができる制度です。
自宅兼事務所の家賃・光熱費の按分
自宅の一部を施術室や事務所として使っている場合、使っている割合に応じて家賃や光熱費を経費にできます。たとえば、「自宅の3割を施術に使っている」なら、家賃の3割を経費にできます。
車両費の活用(ガソリン代、保険料など)
出張施術や講習会に車を使うなら、ガソリン代・車検代・保険料なども経費になります。ただし、プライベートでも使っているなら「仕事で使った分」だけを按分して記録します。
法人化による節税効果
売上や利益が増えてきたら、法人化(会社を設立すること)も視野に入ります。法人にすると、役員報酬などをうまく使って所得を分けることができるので、個人よりも税率を下げられる場合があります。ただし、社会保険の加入や法人税の申告など、手間やコストも増えるため、タイミングや収益とのバランスが大切です。
経費にできる制度以外にも、助成金を活用する方法もあります。詳しくは、「接骨院・整骨院開業の助成金・補助金」を参考にしてください。
患者が医療費控除を申請するために、整骨院側が理解しておくべきこと
整骨院で施術を受けた患者さんから、
「この費用って医療費控除の対象になりますか?」
と質問されることは珍しくありません。
制度としての判断は患者と税務署の領域ですが、整骨院側も最低限の知識と対応の仕方を理解しておくことで、信頼につながります。以下で解説します。
医療費控除は「患者が確定申告で使う制度」
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、所得税の一部が戻る制度です。
対象になるのはあくまで「治療のため」に必要な医療費で、整体や美容目的の施術などは対象外です。
整骨院で医療費控除の対象になる施術
柔道整復師が行う施術でも、すべてが医療費控除になるわけではありません。
対象になるには、以下の条件を満たす必要があります。
-
捻挫・打撲・骨折・脱臼など、治療目的の施術であること
-
医師の同意がある施術(保険適用対象の場合が多い)
-
日常生活で発生したケガに対する施術(スポーツ中のケガなど)
一方で、疲労回復、姿勢矯正、美容目的のマッサージなどは対象外です。
参考
整骨院側が対応すべき3つのポイント
① 領収書に「施術内容・部位」を明記する
医療費控除の申請では、施術の内容や目的が“治療目的”であることがわかる記載があると、患者側がスムーズに申請できます。
【記載例】
令和◯年◯月◯日
施術内容:右足関節捻挫に対する施術(柔道整復)
施術費:3,300円(税込)
② 明らかに対象外のサービスは説明を添える
たとえば、骨盤矯正や美容マッサージなどを行った場合は、
「本施術は医療費控除の対象外です」とひと言添えておくと親切です。
③ 相談を受けたら「最終的な判断は税務署へ」と案内する
整骨院側で「これは控除できますよ」と確定的に伝えることは避けましょう。
あくまで参考として伝えたうえで、最終判断は税務署や税理士に確認いただくよう案内するのが安心です。
整骨院側が医療費控除について最低限の知識を持ち、
患者に対してわかりやすく説明したり、適切な領収書を発行することで、
「この院は信頼できる」と感じてもらえる機会にもなります。
制度の枠組みを押さえつつ、無理のない範囲で対応するようにしましょう。
整骨院・接骨院の節税は専門家への相談しよう
節税については、ある程度自分で調べてできる部分もありますが、税理士に相談するとより安心です。
ここでは、税理士に頼むメリットや、気をつけたいポイントを紹介します。
節税のアドバイスがもらえる
「この支出は経費にできるのか?」「家族に給料を出すにはどうしたらいいか?」など、迷ったときにすぐ聞けるのが最大のメリットです。
税理士は税金のプロなので、法律に基づいた正しい方法で節税できるようアドバイスしてくれます。
確定申告がスムーズ
自分で申告しようとすると、帳簿の付け方や計算ミスに悩むこともありますよね。
税理士に任せれば、書類の作成から申告まで代行してくれるので、安心して本業に集中できます。
将来の法人化も相談できる
売上が伸びてきたら、「そろそろ法人化した方がいい?」という悩みも出てきます。
税理士なら、収益や費用のバランスを見ながら、法人化のタイミングを一緒に考えてくれるので、経営の強い味方になります。
税理士に頼むには、毎月の顧問料や申告料がかかります。しかし、その費用以上に節税メリットが大きいこともよくあります。たとえば、ミスで本来より多く税金を払っていたり、使える控除を見落としていたりすると、それだけで何万円も損してしまうことも…。
「本当に必要な支出かどうか?」を相談できる相手がいるだけでも、経営がぐっとラクになります。
税理士というと「お金持ちの経営者が使うもの」と思われがちですが、個人の整骨院でも十分活用できます。特に、開業したばかりの方や、売上が伸びてきた方には、トラブルを防ぐためにも強い味方になります。
困ったときは、一度無料相談してみるだけでも価値がありますよ。
整骨院・接骨院の開業ならジョイパルが徹底サポート
整骨院・接骨院の経営では、経費の知識を持っているかどうかで、手元に残るお金が大きく変わります。仕事に関係する支出をしっかり経費として計上し、節税制度もうまく使えば、無駄な税金を減らすことができます。
整骨院・接骨院の開業や経営では、「何を経費にできるか?」「どこまで節税できるのか?」という悩みだけでなく、そもそも開業までにやるべきことが多すぎて不安になる方も多いのではないでしょうか。そんな時は、開業支援実績1,700件以上のジョイパルにご相談ください。
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「整骨院で回数券を勧められたけど、買って大丈夫かな?」 「クーリングオフってできるの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
接骨院・整骨院では、複数回の施術をまとめてお得に受けられる「回数券」を販売しているところもあります。 しかし、その一方でトラブルも少なくなく、国民生活センターにも多くの相談が寄せられています。
この記事では、接骨院・整骨院で回数券を購入する際に気をつけたいポイントを、法律面や実際の相談事例を交えてわかりやすく解説します。
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接骨院・整骨院の回数券の仕組みと勧められる理由
接骨院・整骨院の回数券とは、あらかじめ複数回分の施術料金を支払うことで、1回あたりの施術費用を割安にできる制度です。
よくある仕組みの例
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1回5,000円の施術を、5回分20,000円(1回あたり4,000円)で提供
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使用期限:3〜6ヶ月の有効期限が設定されている場合が多い
なぜ回数券を勧められるの?
継続的な通院が必要なケースでは、患者側にとってもお得であり、院側としても安定した収益確保につながるためです。
しかし、一見メリットが多いように感じますが、購入後のトラブルが増えているのも事実です。
整骨院の回数券でよくあるトラブルと実例についても、確認してみましょう。
接骨院・整骨院の回数券でよくあるトラブルと実例
国民生活センターなどに寄せられた相談をもとに、代表的なトラブル例を紹介します。
【整骨院】腰痛で回数券を購入。未使用分を払い戻ししてほしい。
回数券の払い戻しは原則として約款などの定めに従うことになります。
ただし、「一切返金できない」など、消費者の利益を一方的に害する内容は無効と判断される可能性があります。
また、約款がない場合でも、自己都合であっても事業者と合意すれば解約が可能です。
引用元:国民生活センター|整骨院の回数券、未使用分の払い戻しについて
【整体院】腰痛で長期の『通い放題コース』を契約。解約したい。
解約条件は原則として約款等の定めに従うことになります。
ただし、「一切返金できない」など消費者の利益を一方的に害する条項は、無効となる可能性があります。
また、約款等がなくても、自己都合であっても事業者と合意すれば解約が可能です。
引用元:国民生活センター|整体院の通い放題コース、解約について
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また、「強引な勧誘により断れず、気づいたら購入していた。」「通えなくなったのに返金に応じてもらえない」「有効期限についての説明がなく、使用できなかった」などのトラブルを避けるためには、契約時に内容をしっかり確認することが重要です。
接骨院・整骨院の回数券に関する法律とルール
接骨院・整骨院で販売される回数券は、原則として「クーリングオフ」の対象外とされています。
クーリング・オフとは、契約後一定期間であれば、無条件で契約を解除できる制度です。
しかし、あらゆる契約に適用されるわけではなく、自ら出向いた接骨院や整体院での回数券の購入については、基本的には適用されません。
自ら店舗に出向いて契約した場合、特定商取引法の対象にはならず、クーリング・オフ制度も適用されません。
また、契約書面の交付義務も課されていないため、注意が必要です。
引用元:横浜市消費生活総合センター|整体やマッサージの回数券|相談したい
ただし、以下のような場合には返金対応や行政指導の対象となる可能性があります。
クーリングオフが可能となるケース
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訪問販売・電話勧誘販売など、特定商取引法に基づく契約方法の場合
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明らかな誇大広告や虚偽説明があった場合
解約や返金のポイント
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契約書面に返金・解約の可否や条件が明記されているか
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使用前・未使用分のみ返金可能なルールが設定されていることが多い
契約前に書面や口頭での説明内容をきちんと確認しておきましょう。
接骨院・整骨院の回数券トラブルを防ぐチェックポイント
購入を検討する際には、以下の点を確認しましょう。
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有効期限や返金条件は明記されているか
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契約書や領収書はきちんともらえているか
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内容に納得できるまで契約しない
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勧誘が強引だと感じたらその場で断る勇気も大切
もしもトラブルに巻き込まれてしまった場合は、早めに第三者機関へ相談しましょう。
以下は、相談窓口の例です。
契約書やメール・録音などは、重要な証拠となります。
【整骨院側】回数券を有効活用してリピーターを増やそう
整骨院や接骨院の経営では、回数券をうまく活用することで、売上の安定やリピート率の向上が期待できます。ただし、提案方法を間違えるとトラブルやクレームにつながることも。
ここでは、経営に役立つ回数券の使い方を3つの視点で解説します。
継続施術が必要な患者さんにだけ提案する
誰にでも無差別に回数券を勧めるのではなく、継続施術が必要な方に絞って提案するのがポイントです。
たとえば、以下のようなケースです。
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慢性腰痛や肩こりなど、一定期間の通院が前提の症状
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交通事故後のリハビリや定期メンテナンスを希望するケース
「あと何回通えば改善が期待できるか」を伝えることで、納得感のある提案が可能です。
無理に販売しようとすると「買わされた」と感じさせてしまうので注意しましょう。
期限・返金ポリシーを明示してトラブルを防ぐ
回数券を導入する際は、トラブル防止のためのルールづくりが非常に重要です。
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有効期限を明記する(例:購入から6か月以内)
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払い戻しの可否や手続き方法を説明する
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契約内容を記した同意書を患者さんに渡す
これらの対応をしていないと、後から「聞いていなかった」「返金してほしい」といったトラブルが発生することも。
国民生活センターも、「一切返金しない」という条項は消費者の利益を害し、無効となる可能性があるとしています。
信頼関係を築くためにも、説明責任をしっかり果たすことが回数券運用の基本です。
集客施策と組み合わせて初回成約率アップを狙う
回数券は、初回の来院時に患者さんに渡して、リピートしてもらうために活用します。
たとえば、以下のようなアプローチを行い、一度きりの来院を防ぎ、通院の習慣化へとつなげることができます。
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「3回体験パック」「お試し3回券」など低価格の短期コースを設ける
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チラシやWeb広告に「継続するならお得!」と明記する
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初回問診時に、コース継続でのメリットを丁寧に案内する
ただし、あくまでも「選択肢のひとつ」として提案するのが原則です。
押し売りと思われないよう、あくまで患者さんの意思を尊重しましょう。
回数券は、使い方次第でリピーターを増やすことができ、健全な経営と、整骨院を運営している自身の年収を安定させる手段の1つです。
患者さんとの信頼関係を第一に考えた回数券の運用を心がけましょう。
整骨院の開業を考えているなら「ジョイパル」に相談してみませんか?
整骨院や接骨院の経営では、回数券の設計や運用ルールの作り方ひとつで、売上や信頼に大きな差が出ます。
とはいえ、法的リスクや患者対応まで考慮した導入は、初めての方にはなかなか難しいものです。
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整骨院の開業の流れについて知りたい方は、別記事で解説しています。
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など、開業から運営まで幅広く支援しています。
「患者さんに信頼される整骨院をつくりたい」「開業しても、整骨院に患者が来ない・集まらないのではと心配である」
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以上、接骨院・整骨院の回数券に関する記事でした。
「せっかく整骨院を開業するなら、名前にもこだわりたい」
「おしゃれな院名にしたいけど、法律的に大丈夫?」
そんなふうに悩んでいませんか?
整骨院・接骨院の名前は、患者さんを集客する上でとても大切です。
響きが良くても法律違反になってしまう名前や、検索で見つけづらい名前では、思うような結果は得られません。
この記事では、以下のような内容を解説します。
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違法とされる名称表現の注意点
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おしゃれに見せつつルールに沿った名前の付け方
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集客や検索にも強いネーミングの工夫
失敗しない整骨院のネーミングづくりに、ぜひお役立てください。
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接骨院・整骨院の名前で失敗するとどうなる?
整骨院の名前――それは、ただの「呼び名」ではありません。
実は、集客・売上・経営の安定にまで影響する、とても大切な要素です。
おしゃれだから、響きがいいからという理由だけで決めてしまうと、取り返しのつかない失敗につながることもあります。
さっそく、よくある失敗例を見てみましょう。
検索されない名前で“存在しない院”に
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難しい漢字や読みにくい名前は、患者さんが検索してもヒットしません。
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SNSやGoogleマップで見つけてもらえないと、そもそも来院されないということもあります。
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他院と似た名前の場合、患者さんが間違って別の院に行ってしまうケースもあるかもしれません。
印象に残らず、広告費がムダになる
- 折込チラシやWeb広告に費用をかけても、名前が覚えにくければ印象に残りません。
せっかく興味を持ってもらっても、「なんて名前だっけ?」で忘れられてしまえば、なかなか集客ができずに困ることでしょう。
院の雰囲気と名前がズレてリピートにつながらない
高齢者向けなのに若者向けっぽい名前、反対に若者向けなのに堅すぎる名前は良くないでしょう。
院内の雰囲気と名前にギャップがあると、「イメージと違う」と思われてしまいます。
一度は来院しても、リピートしてもらえない要因になります。つまり、「名前ひとつ」で患者さんを逃し、経営が不安定になるリスクもあるため、開業準備の中でも、接骨院・整骨院の名前は、“絶対に妥協してはいけないポイント”です。
開業準備の流れについて詳しく知りたい方は、接骨院・整骨院の開業の流れ・必要な手続きと開業準備 もあわせてご覧ください。
接骨院・整骨院の名前で使える表現・使えない表現【違法回避のポイント】
整骨院の名前は、自由に決められる一方で、法律によって使えない表現もあります。 ここでは、法的に問題のない範囲でおしゃれな名前を考えるために、知っておくべきルールを解説します。
「整骨院」は使っていいの?
2023年ごろ、「整骨院」という名称の使用を禁止するガイドライン案が検討されましたが、最終的には見送られました。 現在(2025年時点)では、「整骨院」という名前の使用は認められており、問題ありません。
詳しく知りたい場合は、整骨院・接骨院の広告規制・広告ガイドライン が参考になります。
違法・誤認される名称に注意
整骨院は医療法人ではないため、医療機関と誤解されるような名称は法律で禁止されています。 たとえば、「○○治療院」「○○クリニック」「○○センター」といった表現は、医師のいる施設と誤認されやすいためNGです。
禁止されている具体的な表現
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「地域でNo.1」「確実に治る」といった誇大広告
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経歴・出身校の名称(例:○○整骨専門学校卒)
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施術名(例:ヘルニア専門整骨院)
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医薬品・医療器具に関する名称
名前の段階で違反してしまうと、指導や改善命令の対象になる場合もあるので注意しましょう。
接骨院・整骨院の名前をおしゃれに見せる5つの工夫
ただ法律に違反しないだけでなく、整骨院の名前には「おしゃれさ」や「イメージの良さ」も大切です。 ここでは、見た目や響きで印象に残る名前を作るための工夫を紹介します。
ナチュラル・癒し系の言葉を取り入れる
「ゆらぎ」「なごみ」「ひなた」など、やわらかく親しみやすい言葉を使うことで、リラックスできるイメージを伝えることができます。
カタカナや英語を使ってスタイリッシュに
カタカナ語や外国語を取り入れると、一気に現代的な印象になります。 ただし、意味が伝わらない単語を選ぶと逆効果なので、わかりやすさも意識しましょう。
地域名+整骨院で検索性を高める
「地名+整骨院」「○○駅前整骨院」のように、地域名を入れるとGoogle検索やGoogleマップで表示されやすくなります。
短くて覚えやすい名前を意識
シンプルで発音しやすい名前は、口コミで広まりやすく、リピートにもつながりやすいです。
ターゲット層に合うトーンで統一
高齢者向け、女性向け、スポーツ選手向けなど、施術対象に合わせたトーンで名前を選ぶと、来院前から好印象を与えられます。
接骨院・整骨院の名前を決めるときの4つのポイント
おしゃれで印象に残る名前にするだけでなく、実際の運用面やブランディングを考慮した名前にすることも重要です。 ここでは、ネーミング時に確認しておきたい4つの実践的なポイントをご紹介します。
競合院の名前を事前にチェックする
Google検索やSNS、マップアプリで、似た名前の整骨院がないか確認しておきましょう。
名前がかぶっていると、検索順位や混同のリスクが高くなります。
Googleマップ(MEO)対策を意識した名前にする
「肩こり専門○○整骨院」のように、施術キーワードを含めるとマップ検索でヒットしやすくなります。
ただし、施術名を入れると広告ガイドラインに違反する場合もあるので、慎重に選びましょう。
将来の地域名称や都市計画も考慮する
数年後に駅名や町名が変わる可能性がある地域では、その点も踏まえて名称を検討すると安心です。
法人名や屋号と整合性を取る
法人登記の名前と院名がバラバラだと、契約や請求時に混乱が生じることがあります。
ホームページやSNSなど、すべての媒体で一貫性を持たせることが理想です。
整骨院の開業・名前の付け方に不安があれば、ジョイパルにご相談を
整骨院の名前は、院の印象や集客、そして長期的な経営にも関わる大切な要素です。
「本当にこの名前でいいのか?」「他にもっと良い案はないか?」と悩むのは当然のこと。
そんなときは、整骨院の開業支援実績1,700件以上を誇る「ジョイパル」に相談してみませんか?
ジョイパルでは、以下のような開業支援をワンストップで提供しています。
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人口動態や競合を考慮した開業エリアの選定
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自己資金や融資を踏まえた資金計画の立案
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ホームページ・MEO対策・チラシ制作などの集客支援
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開業当日やその後の運営体制づくりのサポート
整骨院を開業して成功するための豊富な知識をそろえたスタッフがサポートします!
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以上、接骨院・整骨院の名前をおしゃれに!違法にならない名前の付け方に関する記事でした。
「整骨院って病院じゃないの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
確かに、ケガをしたときに通うことがある整骨院は、見た目も雰囲気も病院に似ていて、健康保険証が使える場合もあります。
でも実は、整骨院は医療機関ではなく、保険が使える範囲も限られているんです。
これから整骨院の開業を考えている方にとって、「整骨院が医療機関ではない」ということを正しく理解しておくことは、大切です。
制度のしくみを知らずに開業してしまうと、トラブルや誤解、最悪の場合は保険請求のトラブルに発展することも…。
この記事では、以下のような内容をわかりやすく解説します。
- 整骨院と医療機関の違い
- 健康保険が使える条件・使えないケース
- 開業前に押さえておきたい注意点
接骨院・整骨院がどんな施設か理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
整骨院はなぜ医療機関ではないのか?
整骨院(接骨院)は、一般的に「病院と同じようなもの」と思われることが多いですが、実は医療機関ではありません。
施術を行うのは柔道整復師という国家資格を持った専門職ですが、医師ではないため、診断や投薬などの医療行為は行えません。
整骨院は「施術所」であり、病院とは異なる
整骨院は、捻挫や打撲、骨折などに対して、手技による施術を提供する場所です。
医療機関と異なり、レントゲン検査や薬の処方はできませんし、「この痛みは○○という病気です」といった診断もできないため、必要に応じて医師との連携が必要になります。
整骨院では対応できない疾患がある
たとえば、腰の痛みで整骨院を訪れたとしても、その原因が内臓疾患にあれば、整骨院では対処できません。
そういったケースでは、整形外科や内科といった医療機関の受診が適切です。
整骨院と整形外科や整体院の違いをあらかじめ知っておくことで、患者さんからの信頼にもつながります。
整骨院で健康保険が使えるケースとは?
整骨院では一部の症状について、健康保険を利用することが可能です。
ただし、その適用範囲は想像よりも限られており、しっかり確認しておくことが大切です。
健康保険が適用される主なケース
保険適用となるのは、以下のような急性または亜急性の外傷性のケガです。
- 捻挫や打撲
- 挫傷(肉離れなど)
- 骨折や脱臼(※医師の同意が必要)
これらに該当すれば、柔道整復師の施術に対して保険が適用されます。ただし、骨折や脱臼については医師の同意がない場合、保険扱いにはなりません。
保険が使えないケースも意外と多い
反対に、以下のような症状は保険対象外となります。
- 慢性的な肩こりや腰痛
- 疲労回復を目的としたマッサージ
- 医療機関と同時並行で通院している場合
- 交通事故や数年前の古傷による痛み
こういった施術は全額自己負担となるため、注意が必要です。
保険が使えるかどうかは、患者さんにも丁寧に説明できるようにしておきましょう。
整骨院の施術と「療養費制度」のしくみ
整骨院で保険が適用されるといっても、病院とまったく同じ制度ではありません。
実際には「療養費制度」という仕組みで取り扱われます。
療養費制度とは?
整骨院は保険医療機関ではないため、本来であれば施術費をいったん全額支払い、あとで保険組合に請求するのが原則です。
ただし、現在は「受領委任制度」が導入されており、あらかじめ手続きをすれば病院と同じように窓口で3割負担で施術が受けられます。
出典:和歌山県|はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の受領委任について
施術内容を確認して「療養費支給申請書」に署名する必要がある
この制度を使うには、患者が施術内容を確認したうえで「療養費支給申請書」に署名する必要があります。
もし、誤った申請書に署名してしまうと、それは不正請求につながりかねません。内容は必ず確認し、明細付きの領収書の発行もお願いするようにしましょう。
整骨院の開業を目指すなら、制度理解と経営準備の両方が必要である
整骨院を開業したいと考えている方にとって、「医療機関ではない」という制度的な位置づけを正しく理解しておくことは大前提です。
しかし、それだけで成功できるほど現実は甘くありません。
集客・広告・費用の知識が必要
たとえば、「技術さえあれば大丈夫」と思っていたけど、患者さんが来ない、「いい場所に開いたつもりが失敗だった」など、整骨院は儲からないと言われる背景には、共有するポイントがあります。
特に、保険収入だけに頼ると不安定になりがちです。
最近では、自費メニューの導入で収益を安定させる整骨院が増えています。
整骨院の開業を考えているなら、ジョイパルに相談してみませんか?
制度の理解に加え、立地・集客・資金計画など、実際の開業には多くの準備が必要です。
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ジョイパルでは、
- 人口動態や競合をもとにした開業エリアの選定
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- 整骨院の内装デザインや設備設計の提案
- チラシやホームページ、MEO対策などの集客支援
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など、開業前後の不安をトータルで支援しています。
「失敗しない整骨院開業をしたい」「将来に不安のない経営を目指したい」
そんな方は、ぜひ一度ジョイパルにご相談ください。あなたの夢を、私たちが全力でサポートいたします。
以上、「整骨院は医療機関ではない?健康保険との関係や開業前に知っておきたいこと」でした。
整骨院や接骨院をこれから開業する方にとって、ロゴをどうやって作るべきか考えていませんか?
ロゴは看板や名刺、Webサイトなどあらゆる場面で使われ、患者さんに与える第一印象を大きく左右します。
「どんなデザインにすれば整骨院らしさが伝わるのか?」「自分で作るか、プロに頼むべきか?」
整骨院を開業しようと考えている人が、まず考える課題でしょう。
この記事では、整骨院・接骨院・整体院向けのロゴデザインの事例や参考サイト、色やモチーフの選び方、作成時の注意点まで、丁寧に解説します。
これからロゴを決める方は、ぜひ参考にしてください。
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整骨院のロゴデザインの参考サイト
整骨院のロゴデザインを検討中の方に向けて、実際のデザイン事例を多数掲載している参考サイトをご紹介します。
今回紹介するサイトでは、整骨院や接骨院に適したロゴマークを閲覧・購入することが可能です。デザインの方向性やイメージを固める際に、ぜひ活用してみてください。
ロゴマーケット
出典:ロゴマーケット|「整骨院」のロゴマーク一覧 | ロゴ制作・販売
ロゴマーケットは、国内最大級のロゴ販売サイトで、28,000件以上のオリジナルロゴを取り扱っています。プロのデザイナーが手掛けた高品質なロゴが多数掲載されており、整骨院や接骨院に適したデザインも豊富に揃っています。
購入後は、色やフォントの変更などのカスタマイズにも対応しており、修正回数は無制限です。価格帯は29,800円(税込32,780円)から79,800円(税込87,780円)まで幅広く設定されており、予算に応じて選択できます。
ロゴタンク
ロゴタンクは、13,200円(税込)から購入可能なロゴ販売サイトで、業種別にデザインが分類されており、整骨院や接骨院向けのロゴも多数掲載されています。
購入後は、色やフォントの変更などのカスタマイズにも対応しており、納品形式もAI、PDF、JPGなど多様です。また、著作権譲渡も含まれているため、安心して使用できます。
これらのサイトを活用することで、整骨院や接骨院に適したロゴデザインを効率的に選定・購入することができます。開業準備やリニューアルを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
整骨院のロゴを作成する方法と注意点
ロゴのイメージがある程度固まってきたら、次は実際に「どうやって作るか」を考える段階です。
整骨院のロゴは、一度作ったら何年も使い続けることになるため、作成方法や注意点もしっかり押さえておきましょう。
自分でロゴを作る方法(無料ツールの活用)
費用を抑えたい場合は、無料のロゴ作成ツールを使って、自分でデザインすることも可能です。
ブラウザ上で使えるものが多く、専門的なソフトがなくても簡単に始められます。
以下は、ロゴ制作でよく使われるツールで、初心者でもかんたんに使えます。
- Canva(キャンバ)
- Shopifyロゴメーカー(Hatchful)
- Adobe Express
それぞれ、紹介します。
Canva(キャンバ)
出典:Canva
Canvaは、豊富なテンプレートと直感的な操作で人気のデザインツールです。商用利用も可能ですが、以下の点に注意が必要です。
- 商用利用: 基本的に可能です。
- 注意点:
- テンプレートや素材を無加工で使用することは避けましょう。
- 商用利用は可能ですが、Canvaで作成したロゴの商標登録は原則として認められていません。
- 他のユーザーと同じテンプレートを使用する可能性があるため、オリジナリティを出すためにはカスタマイズが必要です。
詳細な情報は、Canvaの利用規約や公式ヘルプページを参照してください。
参考:Canvaを使って販売用のデジタルおよび物理的な製品をデザインする
Shopifyロゴメーカー(Hatchful)
出典:Shopify
Shopifyが提供するHatchfulは、業種やデザインスタイルを選択するだけで、簡単にロゴを作成できるツールです。
- 商用利用: 可能です。
- 注意点:
- アカウント登録をしないと、作成したロゴをダウンロードできません。
- 提供されるデザインのカスタマイズ性は限定的で、他のユーザーと似たデザインになる可能性があります。
詳細な情報は、Hatchfulの公式サイトや利用規約を確認してください。
Adobe Express
Adobe Expressは、Adobeが提供するデザインツールで、豊富なテンプレートと編集機能が特徴です。
- 商用利用: 基本的に可能です。
- 注意点:
- 一部の素材には商用利用に制限がある場合があります。
- テンプレートや素材を無加工で使用することは避けましょう。
- Adobe Stockの素材を使用する際は、ライセンスの範囲を確認してください。
詳細な情報は、Adobe Expressの公式サイトや利用規約を参照してください。
参考:Adobe Expressは商用利用OK?注意点や禁止事項をご紹介
無料のロゴ作成ツールは、整骨院や接骨院の開業時に手軽にロゴを作成できる一方で、商用利用に際しては各ツールの利用規約を確認し、適切に使用することが重要です。特に、テンプレートや素材の使用方法、商標登録の可否などに注意を払いましょう。
自作の場合は、文字が読みやすいか・印刷しても見えるかなど、実際に使用する場面を意識して調整しましょう。
デザイナーや制作会社に依頼する方法
「時間がない」「プロに仕上げてもらいたい」という方には、ロゴ制作を外部に依頼する方法がおすすめです。
費用は数万円〜数十万円と幅がありますが、ヒアリングをもとに院のコンセプトをしっかり反映したロゴを作ってもらえるメリットがあります。
以下は、依頼時のポイントです。
- 過去の実績(特に医療・治療系の経験)をチェック
- 修正回数や納期、データ形式などを事前に確認
- 看板やチラシなどにも使えるよう、複数の用途で展開できるか相談
実際に、整骨院や接骨院のロゴデザインをプロに依頼する際は、クラウドソーシングサービスを活用する方法が一般的です。
ここでは、特に利用者の多い3つのサービスをご紹介します。初めて依頼する方でも使いやすく、それぞれに特徴がありますので、自院に合った方法を検討してみてください。
実際に依頼したい場合には、以下で外注すると良いでしょう。
- ココナラ
- ランサーズ
- クラウドワークス
それぞれ解説します。
ココナラ
出典:ココナラ
ココナラは、個人・法人問わず幅広いデザイナーが登録しているサービスで、料金やデザインの雰囲気に合わせて依頼先を自由に選べるのが特徴です。
商用利用や著作権の扱いは出品者によって異なるため、事前にしっかり確認しておくと安心です。
また、修正回数の上限や納品データの形式(例:AI・PNG)も出品者ごとに設定されているため、こちらも事前に確認しておくことをおすすめします。
ランサーズ
出典:ランサーズ
ランサーズでは、コンペ形式を利用して、複数のデザイナーから実際のロゴ案を受け取った上で選ぶことができます。
「たくさんのデザインを見比べたい」「いろいろなスタイルを検討したい」という方には特におすすめです。
ただし、選んだロゴをそのまま使う場合でも、著作権の譲渡条件は契約時にしっかり取り決めておく必要があります。その点だけ注意しましょう。
クラウドワークス
出典:クラウドワークス
クラウドワークスでは、ランサーズと同様にコンペ形式が利用できるほか、特定のデザイナーと直接やり取りしながら進める「プロジェクト形式」も選べるのが特徴です。
柔軟なスタイルで進めたい方や、今後も継続的にデザインをお願いしたいと考えている方には特に向いています。
依頼時には、納品形式や著作権の扱いについて明確にしておくことが大切です。
これらのサービスを活用すれば、整骨院・接骨院のコンセプトや雰囲気に合ったロゴを、効率的かつ安心して依頼することが可能です。
依頼前には、予算・納期・希望するデザインのイメージなどを整理しておくと、スムーズにやり取りが進みます。
整骨院のロゴ制作で注意したいこと
ロゴは見た目の印象だけでなく、使い方や権利の面でも注意が必要な“資産”です。
せっかく作ったロゴが後から使えなくなったり、トラブルに発展したりしないよう、以下のポイントを押さえておきましょう。
商標登録されていないか確認する
ロゴを制作する前に、他の整骨院や企業がすでに商標登録していないかを確認しておくことが大切です。
たとえば、よくあるモチーフや業種名をそのまま組み合わせたロゴは、意図せず他院と似たデザインになるリスクがあります。
万が一、類似のロゴがすでに商標登録されていた場合、自院のロゴが「権利侵害」とみなされるおそれがあります。
- 商標チェックは「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」で無料で調べられます。※ロゴ画像では検索できませんが、文字列(名称)による検索は可能です(例:「〇〇整骨院」や「〇〇接骨院」など)
- 将来的にロゴを看板・Web・広告など幅広く使いたい場合は、自院で商標登録を検討するのも安心です。
著作権に関するルールを守る
フリー素材やテンプレートをそのまま使ったロゴは、一見便利に見えますが、著作権上のリスクがある場合があります。
- CanvaやAdobe Expressなどで提供されているテンプレートやアイコン素材は、商用利用OKでも「無加工使用NG」というケースがあります。
- 無断で画像やフォントを使用したロゴは、第三者の著作権を侵害する可能性があります。
安全に使えるロゴにするためには、
- 使用する素材やフォントの「利用条件」を事前に確認する
- オリジナル要素(レイアウトや配色)を加える
- 心配であれば完全オリジナルで制作するか、プロに依頼する
ことをおすすめします。
ロゴデータの形式を確認する
ロゴはさまざまな場面で使うため、使い分けに適したデータ形式での保存と管理が必要です。
- Web用(PNG/JPEG):軽量で表示が早いが、拡大に弱い
- 印刷用(AI/PDF):高解像度で拡大しても劣化しない
- 背景透過版(PNG):看板やチラシなどで背景になじませたいときに使える
ロゴを制作する際は、「どんな形式で納品されるか」を事前に確認しておくことが大切です。
特に外注する場合は、AI形式(Illustratorデータ)での納品を希望する旨を明記しておくと安心です。
長く使えるロゴを意識して作る
ロゴは整骨院の「顔」です。一度決めたら、数年、あるいは十数年使い続けるケースも少なくありません。
そのため、デザインを考える際は以下の点も意識しましょう。
- 流行に左右されすぎない、シンプルでわかりやすいデザインにする
- 拡大・縮小しても読みやすく、看板や名刺でもバランスよく見える構成にする
- 色数を絞って、印刷コストが抑えられるよう配慮する
こうした視点でロゴを考えると、将来的にWebサイト・SNS・チラシ・看板など幅広く活用できる、ブレないブランドになります。
整骨院のロゴにおすすめのデザイン要素
ロゴを考えるときに、「どんなマークや色を使えば整骨院らしくなるのか?」と悩む方は多いと思います。
ここでは、整骨院や接骨院のロゴでよく使われるモチーフ(図柄)やカラーなど、デザインのポイントをご紹介します。
よく使われるモチーフ(図柄)
整骨院のロゴでは、以下のようなモチーフがよく使われています。
- ハート:やさしさ、思いやり、患者さんへの温かい対応をイメージさせます
- 手・手のひら:手技による施術を象徴し、「丁寧な施術」を連想させます
- リーフ(葉)・ツリー(木):自然・癒し・健康といった印象を与えます
- 十字マーク(+):医療や治療のイメージを強調できます(※赤十字と混同しないよう注意)
「整骨院の特徴をどう表現するか?」を考えながら、こうしたモチーフを組み合わせると、自院らしさが伝わるロゴになります。
色選びで印象が変わる
ロゴの印象を大きく左右するのが色の選び方です。
患者さんに「安心できそう」「清潔感がある」と感じてもらうには、以下のような色がよく使われています。
- ブルー系:清潔感・誠実さ・信頼感
- グリーン系:癒し・自然・穏やかさ
- ホワイト×ナチュラルカラー:落ち着き・やさしさ・安心感
- オレンジ系やピンク系:親しみやすさ・明るさ(女性・お子さん向けにも◎)
強すぎる色(原色の赤や黒など)は、やや強い印象になってしまうため、使う場合はアクセント程度にとどめるのがポイントです。
整骨院・整体の違いを意識した表現も
整骨院や接骨院は国家資格のもとで施術を行いますが、整体院との違いが一般の方に伝わりづらいこともあります。
そのため、「安心感」や「国家資格の信頼性」を表現するデザインを選ぶことで、差別化にもつながります。
たとえば、
- 落ち着いたトーンの色をベースに
- プロフェッショナルさを感じさせるフォント(書体)を使う
- 医療っぽさと親しみやすさをバランスよく表現する
こうした工夫をロゴに込めることで、整骨院としての信頼感を伝えることができます。
整骨院のロゴが重要な理由とは?
整骨院のロゴは、ただの「マーク」や「飾り」ではありません。
患者さんが院に対して最初に持つ印象を大きく左右する、いわば“整骨院の顔”のような存在です。
たとえば、ホームページを見たとき、看板を目にしたとき、名刺を受け取ったときなど、ロゴはさまざまな場面で患者さんの目に入ります。そのたびに「この整骨院、なんだか感じがいいな」と思ってもらえれば、それだけで信頼感や安心感につながります。
また、ロゴがあることで、整骨院の「コンセプト」や「雰囲気」が視覚的に伝わりやすくなります。たとえば、やさしさや清潔感、自然とのつながりなど、言葉にしづらいイメージもロゴならしっかり表現できます。
開業後の看板・チラシ・ホームページ・SNSなど、どこにでも使えるロゴは、長く使える資産でもあります。だからこそ、「なんとなく」で決めずに、しっかり考えておくことが大切です。
ロゴ以外の準備も不安な方へ|整骨院開業は「ジョイパル」に相談
ロゴのデザインだけでなく、
「どのエリアで開業すべきか・・整骨院の開業の流れを知りたい」
「整骨院の内装や設備はどう決めたらいいのか?」「整骨院の広さはどれくらいが良いのか」
「保健所や届け出の手続きがよくわからない…」「整骨院の開業費用も気になるし、助成金や補助金なども活用したい」
など、開業準備ではさまざまな不安や疑問がつきものです。
そんなときは、整骨院・接骨院の開業支援を専門に行っている「ジョイパル」に相談してみてはいかがでしょうか。
ジョイパルでは、物件選びから内装工事、書類の準備、資金計画まで、開業に必要な工程をトータルでサポートしてくれます。
初めての開業でも「何を、どこから始めればよいか」が明確になるため、ムダなく安心して準備を進めることができます。
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以上、整骨院・接骨院のロゴに関する解説でした。
整骨院や接骨院の開業、またはリニューアルを考えている方にとって、内装のデザインやレイアウトは悩みどころではないでしょうか。
「どんな色を選べば患者さんに好印象なのか」「どこまで設備基準を守ればいいのか」「予算内でおしゃれに整える方法は?」など、考えるべきポイントは意外と多くあります。
本記事では、整骨院・接骨院の内装について、
- 開業時に押さえておきたい基準
- おしゃれな内装にするためのデザインのコツ
- スムーズな運営につながるレイアウトの工夫
- 内装工事の費用相場とコストを抑える方法
といった実用的な情報を、具体例を交えながらわかりやすく解説します。
これから院づくりを始める方も、内装リニューアルで集客や満足度を高めたい方も、ぜひ参考にしてください。
整骨院・接骨院の内装に必要な基準とは?
「内装にこだわりたいけど、法律的にどこまで自由が利くのかわからない…」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
整骨院や接骨院を開業する際には、最低限クリアすべき“構造設備基準”があります。デザインを優先しすぎて基準を満たせなければ、保健所の許可が下りず開業できないリスクも。ここでは、必ず押さえておきたい基本ルールを紹介します。
施術室・待合室の広さ
まず重要なのは、必要な面積を確保することです。
- 施術室は6.6㎡(約2坪)以上
- 待合室は3.3㎡(約1坪)以上
このサイズ感がイメージしづらい場合は、
「施術ベッド1台分のスペース+施術者が横に立てる余裕」があるかを基準に考えるとわかりやすいです。
たとえば、ビルの一室を改装する場合、「個室をたくさん作ろう」と思って無理に区切ると、基準に満たなくなることもあるため注意が必要です。
▼ポイント
レイアウトを考える前に、図面に面積を明記しておくことが重要です。整骨院の広さについては、別記事が参考になります。
換気や衛生設備
「空気がこもっている」「なんとなく不衛生に感じる」
そう感じさせてしまえば、リピートにはつながりません。
整骨院には、次のような換気・衛生管理に関するルールがあります。
- 施術室の7分の1以上が外に開放できる(または換気設備の設置)
- 手指消毒用設備や流し台の設置(義務ではないが推奨)
特に近年は感染症対策にも関心が高まっており、
空気清浄機・CO2センサーの導入なども患者から好印象です。
▼補足
厚生労働省の定める構造基準に加え、保健所ごとに細かな指導内容が異なることもあるため、必ず開業地の保健所に確認を取りましょう。
バリアフリー対応とプライバシー配慮
あなたの院には、車いす利用者や高齢の患者さんも来院される予定はありますか?
そうであれば、バリアフリー設計は集客・信頼の面で欠かせない要素になります。
たとえば
- 入口に段差があるなら、スロープや手すりを設置
- 院内移動を考慮して、幅80cm以上の通路確保
- 自動ドアやバリアフリートイレの導入
これらは一見コストがかかるように見えますが、“通いやすさ”が口コミで広がる武器にもなります。
また、プライバシーの配慮も重要です。ベッドを複数置く場合は、
- カーテンで1人ひとりの空間を区切る
- 受付や待合での個人情報(保険証など)が他人に見えないよう設計
など、ちょっとした気遣いで安心感がグッと高まります。
整骨院をおしゃれな内装にするためのデザインポイント
「新規の患者が増えない」「リピーターが定着しない」などの悩みを抱えていませんか?
もしかすると、その原因は“内装の印象”かもしれません。整骨院の内装は、患者の第一印象を決め、信頼感・安心感・通いやすさを左右します。
ここでは、集客につながる内装デザインの具体的なポイントを紹介します。
カラー選びの基本(ブルー/グリーン/ホワイトなど)
整骨院の雰囲気は、「色」で大きく変わります。色は感情に働きかける要素だからこそ、誰に来てほしいか(ターゲット)を明確にしたうえで選ぶことが大切です。
- ブルー系(信頼感・清潔感)
→ビジネス街にある整骨院などで、男性客の多い店舗におすすめ。壁やカーテンに淡いブルーを使うと、落ち着いた印象を与えます。
- グリーン系(安心・癒し)
→住宅街の整骨院など、主婦層や高齢者が多い地域にぴったり。観葉植物+薄いグリーンのアクセントクロスを組み合わせると、自然な安らぎを演出できます。
- ホワイト系(清潔感・信頼)
→施術スペースや受付を白基調に統一すると「病院らしさ」と「安心感」の両方が得られます。ただし、冷たい印象にならないよう、木目の床材や暖色系の照明で温かさを加えるのがコツです。
- ピンク・オレンジ系(親しみ・明るさ)
→お子さん連れや女性向けの院では、ピンクのクッションやオレンジのアクセントクロスなどが有効。明るく、柔らかい雰囲気を演出できます。
▼ワンポイントアドバイス
色の組み合わせに迷ったら、「ベースカラー7:メインカラー2.5:アクセントカラー0.5」の比率が王道です。
自然素材・木目調を活かす
「整骨院らしくない、カフェみたいで入りやすいですね!」
そんな声が聞こえてくるような、温もりのある内装を作りたいなら、木目調のデザインや自然素材の導入が効果的です。
たとえば…
- 受付カウンターを木目の板張りに変更
- 白壁+木目のフローリング+間接照明
- 壁面に観葉植物と木製棚を設置
これだけで、従来の“冷たい雰囲気の整骨院”から、“温かみのある安心空間”へと印象がガラッと変わります。
特に、患者が緊張しやすい初診時や長時間過ごす待合室には、この「リラックス感」が重要です。
照明やインテリアの工夫
「清潔感はあるけど、なんか居心地が悪い…」
そんな印象を持たれてしまうのは、多くの場合、照明の使い方が原因です。
- 受付・通路:昼白色(白い光)で明るさ重視
→信頼感・清潔感を与える光。はじめて来院する患者の不安を和らげます。
- 施術室・待合室:電球色でやわらかい雰囲気に
→リラックス効果のある光で、居心地の良さ・安心感がアップ。リピート率にも直結します。
+αの工夫として…
- 壁に自然風景のアートパネルを飾る
- アロマディフューザーで香りの演出をする
- 雑誌ラックやウォーターサーバーで“待ち時間対策”
このような小さな工夫を積み重ねることで、「また来たい」と思ってもらえる整骨院になります。
整骨院の内装のデザイン・レイアウト事例
実際に整骨院で採用されている内装デザインやレイアウトの事例を紹介します。
色使いや設備配置など、具体的な工夫が視覚的にわかるため、開業やリニューアルの参考にしやすい内容です。
事例①店舗デザイン.com
出典:店舗デザイン.com
「店舗デザイン.com」は、全国の店舗出店者と内装デザイン会社をつなぐマッチングサイトです。10,000件以上のデザイン事例を掲載し、飲食店や整骨院など多様な業種の内装デザインを閲覧できます。
施主は匿名で依頼内容を登録し、複数のデザイン会社と商談が可能です。
また、商談管理機能により、メッセージのやりとりや資料の共有、ステータスの管理が一元化され、スムーズなコミュニケーションを取ることができます。
事例②Ai空間デザイン室
「Ai空間デザイン室」は、千葉県を拠点に店舗デザインや住宅リノベーションを手がけるデザイン会社です。創業以来20年間で244店舗の工事実績があり、整骨院や鍼灸院の内装デザインも多数手がけています。
お客様とのコミュニケーションを重視し、「思いをカタチにする」ことをモットーに、デザインから施工まで一貫して対応しています。
また、ブランディングや名刺制作など、店舗運営に必要な要素もトータルでサポートしています。
事例③フルサポキュア
「フルサポキュア」は、整骨院や鍼灸院などの治療院専門の内装施工会社です。設計から施工までを一括で請け負い、仲介費用がかからないため、他社よりも安価に施工が可能です。
保健所の検査ポイントを熟知し、集客を考えたレイアウトやイメージを提案。また、施工の工程や価格の透明性を重視し、明確な工程表や詳細な見積もりを提示しています。
引き渡し後のフォローも万全で、安心して任せられる施工会社です。
整骨院内の設備レイアウトで気をつけたいこと
内装デザインが整っていても、動線が悪い・収納が足りない・受付がごちゃごちゃしている…。
そんな整骨院では、患者さんに「なんか通いづらい」と思われてしまう可能性があります。
ここでは、日々の業務がスムーズに回り、患者さんにとっても居心地がいい空間にするための、実用的なレイアウトの工夫を紹介します。
受付スペースは「顔」となる空間
「受付=院の第一印象」です。
最初に目にする場所だからこそ、清潔感・丁寧さ・安心感が伝わる設計にしましょう。
たとえば…
- カウンターの上はできるだけモノを置かず、スッキリと整理
- カルテや保険証が他の患者から見えない配置にする
- 少し背の高い受付カウンターを使って視線を遮る工夫
また、間接照明や木目調の仕上げを取り入れると、受付が柔らかい雰囲気になります。
スタッフが笑顔で迎えられるような、明るく落ち着いた空間づくりを意識しましょう。
書類・備品の収納でスッキリ感を演出
「施術中に書類を探してゴソゴソ…」
「タオルが山積み…」
そんな姿を見られたら、患者の信頼感は下がってしまいます。
だからこそ、収納スペースの確保と動線設計はとても重要です。
具体的には
- カルテやレセプト関連の書類は、施術室から見えない場所に収納
- タオル・着替え・消毒用品などは、使用頻度に応じて高さや場所を使い分け
- 造作棚や引き出し付きカウンターで、作業エリアと見た目を両立
収納がしっかり機能している院は、それだけで「整理整頓された=清潔そう」という印象につながります。
電源・動線・段差の設計でストレス軽減
見落とされがちですが、電源の配置と動線の設計は、院内の快適さ・安全性に直結します。
- 施術機器・パソコン・プリンターなどの電源位置を想定してレイアウトを設計
→コードが通路を横切らないように配置する
→患者がつまずかないよう、カバーや埋め込み式のコンセントも検討を
- スタッフと患者の動線を分ける
→施術者が移動しやすい=業務効率UP
→患者が迷わず移動できる=ストレス軽減
- 段差は極力なくす
→高齢者や足腰に不安のある方でも安心して来院できます
→出入口・トイレ・待合室など、主要な動線はバリアフリー化が基本
▼一例:
「段差にスロープ+手すりを設置」したことで、口コミに「母でも通いやすい」「子連れでも安心」と書かれ、リピートが増えた整骨院もあります。
坪単価の目安と価格帯別の特徴
整骨院の内装費用は、一般的に**「坪単価×面積」で算出**されます。以下は、目安となる価格帯です。
仕上がりグレード |
坪単価の目安 |
特徴 |
スタンダード |
20~30万円 |
最低限の設備とシンプルな内装。保健所の基準を満たせる構成。 |
ミドルグレード |
30~50万円 |
デザイン性あり。木目調や照明工夫などで温かみのある空間に。 |
ハイグレード |
50万円以上 |
差別化・ブランディング目的。ホテルライクな受付や造作家具も可。 |
▼例:15坪(約50㎡)の整骨院で、ミドルグレードの場合
→ おおよそ450万〜750万円前後が目安となります。
居抜き物件の活用
「内装を一から作る余裕がない…」という方におすすめなのが、居抜き物件の活用です。
居抜き物件とは?
前のテナント(クリニック・サロン等)が使っていた内装や設備がそのまま残っている物件です。
たとえば…
- 施術室・待合室のレイアウトがすでに分かれている
- 換気設備や水回りが整っている
- 電気・照明・床材などがそのまま使える
これらを活かせば、数百万円単位で費用を圧縮することも可能です。
注意点:
デザインが古い、あるいは自院のコンセプトに合わない場合は、部分改装にかかる費用も計算して検討しましょう。
複数業者からの相見積もりは必須
工事を依頼する際は、1社だけで決めるのはNGです。
複数業者に相見積もりを取り、比較検討することが基本です。
比較すべきポイントは価格だけではありません:
- 見積書が明細付きか(細かく分類されているか)
- 過去に整骨院や医療施設の施工実績があるか
- 工期やアフターフォローの対応はどうか
▼現場での打ち合わせは必ず実施
図面だけで話を進めず、現場で設備配置や動線を確認しながら、具体的な提案をもらいましょう。
結果として、トラブルや追加費用の発生を防げます。
整骨院の開業費用について気になる方は、「接骨院・整骨院開業費用は最低いくら必要?」の記事が参考になります。
整骨院を始めるための相談なら実績豊富なジョイパルがおすすめ!
整骨院・接骨院の内装は、単なる“見た目”だけでなく、患者さんの信頼感やリピート率に直結する重要な要素です。
法的な基準をしっかり押さえたうえで、ターゲットに合ったデザインやレイアウトを取り入れれば、集客力アップにもつながります。
とはいえ、「初めての内装工事で何をどう進めればいいか分からない…」「物件選びから不安…」「整骨院の開業の流れを知りたい」という方も多いはず。
そんなときは、整骨院の開業の流れを把握・支援に特化した「ジョイパル」に相談してみてください。
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整骨院と整体院、どちらも「体の痛みや不調を改善するところ」というイメージがありますが、実はまったく異なるものです。
この記事では、整骨院と整体院の違いをわかりやすく解説し、どちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、目的別の選び方も紹介します。
整骨院と整体院の違いを一言でまとめると?
整骨院は国家資格を持った柔道整復師が開業・施術を行う施設で、一部の治療に保険が適用されることが特徴です。
一方で、整体院は無資格または民間資格で開業できる施設であり、施術は全額自己負担(自由診療)となります。
そのため、「どちらが良いか」は、目的や体の状態によって変わってきます。
整骨院や接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉ばなれを含む。)の施術を受けた場合に保険の対象になります。
なお、骨折及び脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要です。
引用:厚生労働省|柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて
接骨院や整骨院の開業の流れを知りたい方は、別記事が参考になります。
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【症状別】整骨院・整体院・整形外科のどこに行くべきか
症状・目的 |
行くべき施設 |
解説 |
転倒して足をひねった(捻挫) |
整骨院・接骨院 |
外傷で明確な原因があり、保険適用も可能なことが多いです。 |
肩こり・疲労・体のだるさ |
整体院 |
慢性的な疲れや緊張には、もみほぐしやバランス調整が中心の整体院が向いています(保険適用外)。 |
ぎっくり腰 |
整骨院 または 整形外科 |
動ける場合は整骨院でも対応可能ですが、重症なら整形外科で検査を受ける方が安心です。 |
腰のヘルニアや坐骨神経痛 |
整形外科 |
神経に関わる症状や病名がつく場合は、医師の診断と画像検査(MRIなど)が必要です。 |
肩が上がらない・関節が動かない(五十肩など) |
整形外科 |
炎症や関節の異常がある可能性があるため、整形外科での診断が必要です。 |
慢性的な首こり・ストレートネック |
整体院 または 整形外科 |
病的な原因がない場合は整体院での姿勢矯正が有効。痛みが強いなら整形外科で診断を。 |
骨折・脱臼 |
整形外科(初診)→整骨院(応急処置後) |
原則として医師の診断が必要。整骨院は医師の同意があれば施術できます。 |
姿勢矯正・骨盤矯正をしたい |
整体院 |
美容や姿勢改善を目的とする場合は整体院が適しています(自由診療)。 |
スポーツ中の軽いケガ(打撲・捻挫) |
整骨院・接骨院 |
原因が明確であれば保険診療で対応できることが多いです。 |
医師に診断書を書いてほしい・検査を受けたい |
整形外科 |
画像診断や投薬などは医師にしかできません。整骨院・整体院では不可です。 |
整形外科:医師が在籍しており、診断・投薬・手術・リハビリまで対応可能。保険診療が基本。
整骨院(接骨院):柔道整復師が応急処置や回復サポートを行う。急性のケガには保険適用。
整体院:医療行為は不可。リラクゼーションや姿勢矯正など自由診療中心。
整骨院とは?国家資格が必要な医療類似施設
接骨院(整骨院)とは、厚生労働省が定める施術所の一種で、柔道整復師が日本の伝統医療である柔道整復術を行う施設のことです。
整骨院を開業・施術できるのは柔道整復師のみ
整骨院・接骨院は、柔道整復師という国家資格を取得した人だけが開業・施術できる施設です。
柔道整復師になるには、文部科学省や厚生労働省が認定する専門学校や大学を卒業し、国家試験に合格する必要があります。
通信教育や独学では資格を取得できないため、しっかりとした知識と技術を持っていることが保証されています。
整骨院でできる施術内容と保険適用の範囲
整骨院では、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷といった外傷に対する施術が行えます。
これらは症状や条件によっては健康保険の適用が可能です。
たとえば、転倒による打撲やスポーツ中の捻挫など、明確な原因がある外傷には保険が使えるケースがあります。
整体院とは?資格なしでも開業できるリラクゼーション施設
整体院は、制度面や施術範囲において整骨院とは異なる特徴を持っています。
以下では、その違いを具体的に見ていきましょう。
整体院は誰でも開業可能?民間資格との違い
整体院は、国家資格がなくても開業可能な施設です。
整体に関する民間資格を持っている施術者もいますが、これはあくまで民間団体が発行しているものであり、法的な効力はありません。
極端な話、まったくの未経験でも整体院を名乗って開業することができるのです。
整体院でできる施術・できない施術の具体例
整体院で行われるのは、姿勢矯正やもみほぐし、筋肉のバランス調整などが中心です。
リラクゼーション目的の施術が多く、「治療」行為は行えません。
また、医療行為や診断、薬の処方などは一切できず、健康保険の適用も不可となります。
整骨院と接骨院の違いとは?呼び方と法的な扱い
実は「整骨院」と「接骨院」は、施術内容・資格・保険適用の範囲に違いはありません。
厳密にいえば、「接骨院」や「ほねつぎ」といった呼称が法的に認められており、「整骨院」という名称は法律上正式な呼び方ではありません。
しかし、実際には「整骨院」の名前で運営している施設も多く、行政もある程度黙認しているのが現状です。
出典:厚生労働省|施術所の名称として「整骨院」を用いることについて
つまり、整骨院=接骨院と考えて差し支えないでしょう。
整骨院と整体院、どっちに行くべき?目的別に解説
以下のように、目的や状況によって整骨院と整体院を使い分けるのがポイントです。
- 痛みの原因が明確で、保険を使って治療したい
→ 整骨院・接骨院がおすすめ
→ 例:捻挫、打撲、ぎっくり腰など
- リラックス目的で体をほぐしたい、姿勢改善をしたい
→ 整体院がおすすめ
→ 例:肩こり、猫背、慢性的な疲れなど
柔道整復師なら整骨院と整体院どちらで働くべき?
柔道整復師の資格を持っているなら、整骨院・接骨院で働く方が圧倒的にメリットがあります。
なぜなら、資格に裏打ちされた専門知識を活かし、保険診療や応急処置など幅広い施術が行えるからです。
一方で、整体院でも「国家資格保有者」という肩書きは強い信頼感や差別化ポイントになります。
ただし、整体院では保険診療ができず、施術内容にも制限があるため、本来のスキルを十分に発揮しにくいという点は否めません。
整骨院の年収については、別記事で解説しています。
整骨院と整体院の違いのまとめとよくある質問
整骨院と整体院の主な違いは以下の通りです。
比較項目 |
整骨院・接骨院 |
整体院 |
資格 |
国家資格(柔道整復師)必須 |
無資格でも可(民間資格あり) |
開業条件 |
制限あり(資格必須) |
誰でも可 |
保険適用 |
一部の施術で可能 |
不可(すべて自由診療) |
施術内容 |
打撲・捻挫などの治療 |
姿勢矯正・リラクゼーションなど |
自分の目的に応じて、治療が必要なら整骨院・接骨院、リラクゼーションなら整体院を選ぶのが基本です。
体の状態や費用、施術内容をしっかり確認して、後悔のない選択をしましょう。
以下は、「整骨院」と「整体院」の違いに関するよくある質問です。
整骨院と整体院、保険が使えるのはどっち?
整骨院・接骨院では、外傷(捻挫・打撲・骨折など)に対して健康保険が適用される場合があります。
一方、整体院は保険の対象外で、すべて実費(自由診療)になります。
整骨院と整体院の施術の違いは?
整骨院では「治療行為」が可能ですが、整体院では「リラクゼーション」や「矯正」が主です。
整骨院ではケガへの応急処置や回復を目的とした施術が可能です。整体院はマッサージや姿勢調整が中心で、医療行為はできません。
整骨院は「接骨院」と何が違うのですか?
法律上の正式名称は「接骨院」や「ほねつぎ」ですが、「整骨院」という名称も一般的に使われています。
施術内容・資格要件・保険の取り扱いに違いはありません。
無資格で整体院を開業してもいいの?
はい、法的には可能です。
ただし、医療行為やマッサージと誤解されるような施術・表現には注意が必要です。民間資格を取得している方も多いですが、国家資格とは異なります。
肩こりや腰痛には整骨院と整体院のどちらがいいですか?
原因が明確で痛みが強い場合は整骨院、軽度なこりや姿勢の問題なら整体院がおすすめです。
「原因不明の慢性痛」や「姿勢矯正目的」であれば整体院でも対応できます。ただし保険は使えません。
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以上、整骨院と整体院との違いに関する解説でした。
整骨院・接骨院の広告には、医療系の施術所ならではの「広告規制」があることをご存じですか?
「チラシや看板にどこまで書いていいのか分からない…」
「ホームページに施術メニューを載せても大丈夫?」
このような疑問を抱く方は少なくありません。
この記事では、整骨院の広告で使える表現・NGな表現・違反リスクについて、わかりやすく解説します。
広告表現に注意したいと考えている方の参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
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整骨院の広告には法律で「制限」がある
整骨院や接骨院では、自由に広告を出せるわけではありません。
実は、法律によって「何を広告に書いてよいか」が決まっています。
たとえば、「〇〇が治る」「保険で安く施術できます」といった表現は、広告に書くと違反になることがあります。
知らずに広告を出してしまうと、保健所から指導が入ったり、最悪の場合は罰金の対象になることも。
では、具体的にどんな法律が関係しているのでしょうか?
広告制限の根拠は「柔道整復師法第24条」
整骨院の広告ルールは、「柔道整復師法」という法律で決められています。
その第24条では、広告に書いてよい内容がはっきりと決められており、それ以外の情報は原則NGです。
(広告の制限)
第二十四条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。
一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所
二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
三 施術日又は施術時間
四 その他厚生労働大臣が指定する事項
2 前項第一号及び第二号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたってはならない。
柔道整復師法の第24条には、「四 その他厚生労働大臣が指定する事項」という記載がありますが、例として大阪市が公表している広告できる事項は、以下のとおりです。
- 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所
- 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
- 施術日又は施術時間
- その他厚生労働大臣が指定する事項(平成11年3月29日付け 厚生省告示第70号)
- ほねつぎ(又は接骨)
- 柔道整復師法第19条第1項前段の規定による届出をした旨
- 医療保険療養費支給申請ができる旨(脱臼又は骨折の患部の施術に係る申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る)
- 予約に基づく施術の実施
- 休日又は夜間における施術の実施
- 出張による施術の実施
- 駐車設備に関する事項
上記以外の内容をチラシやポスター、Web広告(ネット広告)などに書くと、法律違反となる可能性があります。
広告に該当する媒体の例(チラシ・看板・Web広告など)
広告とみなされるものには、以下のようなものがあります。
- 新聞折込チラシ・ポスティング
- 看板・ウィンドウに貼るポスター
- インターネット広告(バナー、リスティングなど)
つまり「患者さんを集める目的」で発信する情報は、すべて広告規制の対象です。
ホームページや院内掲示物は広告制限の対象外?
基本的に、自院の公式ホームページや院内掲示物(パンフレット、料金表など)は広告制限の「対象外」とされています。
ですが、安心して何でも書いていいわけではありません。
「ホームページに『〇〇が治る!』と書いたら指導が入った」
そんな事例も実際にあります。
たとえ対象外の媒体であっても、患者さんが誤解するような表現や、誇大な広告とみなされる内容は避けるべきです。
整骨院の広告ガイドライン
整骨院・接骨院に関する広告のルールは、年々少しずつ変わってきています。
特にここ数年は、患者さんを守るために「ガイドラインの強化」が進められてきました。
2025年現在でも、厚生労働省による「広告ガイドライン」の整備が進んでいます。「あはき・柔整広告ガイドラインの概要」では、整骨院がどのように広告を出すべきかを具体的に示した指針のことです。
「広告に使える表現」「NGな文言」などが、より明確にされています。
2024年に開催された「広告に関する検討会」では、以下のような方針が合意されました。
- 患者が誤解しないための表現ルールの明文化
→「治る」「治療」「初診料」「診療所」「治療院」「治療」など医療を想起させる表現はNG。
- 広告可能な情報を増やす代わりに、明確な注意表示を求める
→ 例えば、「保険施術を行っている」と書くなら「対象は骨折・脱臼などのみ」と補足が必要。
※脱臼又は骨折の患部の施術に係る申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る。
- ホームページやSNSも、将来的には規制対象になる可能性
→ 現時点では規制外ですが、虚偽・誤認を招く表現はアウトと判断されるケースが増えています。
参考:厚生労働省|「整骨院」に係るガイドライン上の取扱いについて
チラシや看板、ウェブ広告を作る際には、法律だけでなくガイドラインの内容にも注意しましょう。
整骨院の広告に掲載できる内容とNG表現の違い
整骨院・接骨院が出す広告には、法律で「載せてもいい内容」と「載せてはいけない内容」がはっきり決まっています。
まずは、どんな情報なら広告に使えるのかを知っておくことが大切です。
広告に掲載できる主な内容(OKな情報)
以下のような情報は、法律で広告掲載が認められています。
- 柔道整復師であること(例:「柔道整復師 ○○ 太郎」)
- 施術所の名称・住所・電話番号
- 施術日や施術時間(営業時間)
- 「接骨」「ほねつぎ」という言葉
- 医療保険療養費支給申請ができること
(※「脱臼や骨折の施術は医師の同意が必要」と明記する場合に限る)
- 予約による施術の実施
- 出張による施術の実施
- 休日・夜間の施術の実施
- 駐車場の有無など設備情報
これらは、厚生労働大臣が定めた広告可能項目として明確に認められています。
NG表現の例
逆に、以下のような表現は広告に載せることができません。
- 「肩こり・腰痛が治ります」
- 「初診料1,000円」
- 「◯◯療法で効果抜群!」
- 「○○整骨院は地域No.1」
- ビフォーアフターの写真掲載
- 院長の経歴や実績、出身校、経験年数など
これらの表現は「誇大広告」「医療機関と誤解される表現」「景品表示法に反する」などの理由で禁止されています。
特に、効果を断定するような言い回しや、他院との比較表現には注意が必要です。
整骨院の広告では、「どこで・誰が・いつ施術しているのか」という事実に基づいたシンプルな情報のみが基本です。施術の効果や技術の高さをアピールしたい気持ちは分かりますが、それはホームページや院内掲示などで工夫しましょう。
広告規制の対象になる媒体とは?
整骨院・接骨院の広告には、「これも広告になるの?」と驚くような媒体まで規制の対象になります。
知らずに使ってしまうと法律違反になることもあるので、しっかり確認しておきましょう。
広告と見なされる条件
以下の3つを満たすと、法律上「広告」として扱われます。
① 利用者を施術所等に誘引する意図があること【誘引性】
② 施術者の氏名又は施術所等の名称が特定可能であること【特定性】
③ 一般人が認知できる状態にあること【認知性】
たとえば「◯◯整骨院では○○療法を実施中!」と書かれたチラシや看板は、これら3つすべてを満たすため、広告として規制対象になります。
規制される具体的な媒体
次のようなものはすべて広告規制の対象です。
- チラシやポスター(ポスティング、折込チラシ、駅貼りなど)
- 看板や院の外観に掲示した案内(入口の窓ガラス、立て看板など)
- ネット広告(リスティング広告、SNS広告、バナー広告など)
- 雑誌・新聞・テレビなどの広告枠
これらは「不特定多数が目にする媒体」とされており、法律で厳しく制限されています。
逆に、広告に当たらない媒体
以下のようなものは、基本的に広告規制の対象外とされています。
- 自院のホームページ
- 院内掲示物(ポスターや料金表など)
- 院内で配布するパンフレットやチラシ
ただし、広告規制の対象外であっても、誤解を招く表現や誇大な内容はトラブルのもとになります。
法的にはセーフでも、「患者さんに誤解されないかどうか」を基準にするのが安心です。
「広告にあたるかどうか」は、自分で決めるものではありません。
どんな媒体であっても「誘引性・特定性・認知性」があれば広告と判断され、規制の対象になります。
トラブルを防ぐためにも、使う前に一度確認する習慣をつけましょう。
広告規制で禁止されている表現とは?
整骨院・接骨院の広告には、法律で「これは書いちゃダメ」という表現がいくつかあります。
知らずに使ってしまうと、広告違反として保健所からの指導や罰則を受けるリスクもあります。
ここでは、特に注意すべきNG表現をわかりやすく紹介します。
「◯◯が治る」「◯◯に効く」といった効果の断定
整骨院の施術は「医療」ではなく、あくまで「医療類似行為」です。
そのため、病名や症状の改善を保証するような表現はできません。
NG例
- 「ぎっくり腰が治る」
- 「五十肩に効く」
- 「頭痛がなくなった」
こうした表現は、薬機法や医師法に触れる可能性があり、厳しく制限されています。
ビフォーアフター写真や体験談の掲載
見た目の変化や「○回でここまで改善!」というような写真は、一見わかりやすいですが、誤解を招く恐れがあるためNGです。
NG例
- Before/Afterの写真
- 「3回で猫背が治った」という体験談
- 「来たその日から楽になった!」という患者の声
こういった情報は、個人差があるため、「誰でも同じ効果が出る」と思わせてしまうと違反とされます。
ウェブサイトに掲載すべきでない事項
利用者保護の観点から、利用者を不当に誘引する虚偽又は誇大な内容等のホームページに掲載すべきでない事項は以下の通り。
- 内容が虚偽又は客観的事実であることを証明できないもの
- 例:絶対安全な施術です。絶対に治る施術。
- 加工、修正した施術前・施術後の写真等の掲載
- 他との比較等により自らの優良性を示そうとするもの
- 例:口コミサイトで1位を獲得。
- ○○にも掲載された
- 内容が誇大なもの又は施術所等に都合が良い情報等の過度な強調
- 早急な受療を過度にあおる表現又は費用の過度な強調
- 科学的な根拠が乏しい情報に基づき、利用者の不安を過度にあおる等して、施術所等への受療を不当に誘導するもの
- 例:こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受療ください。
- 公序良俗に反するもの、品位を損ねる内容のもの、広告関連法令等において禁止されるもの
医師を連想させる言葉や肩書き
整骨院の広告では、「医師っぽい表現」や「治療・診察」といった用語の使用も禁止です。
NG例
- 「診療」「初診」「治療」などの文言
- 「◯◯ドクターによる施術」
- 「院長歴◯◯年」「国家資格以外の肩書き」
整骨院は医療機関ではないため、医療機関と誤解される表現は避けなければなりません。
他院と比較する表現
「◯◯よりも効果あり!」「◯◯院より安い」といった比較優良広告もNGです。
NG例:
- 「エリアNo.1」
- 「口コミランキング1位」
- 「他院より安くて効果抜群」
裏付けのない自称ランキングなども、違反とされる恐れがあります。
広告に使える表現かどうか判断に迷ったら、「その表現で患者さんが誤解しないか」を基準に考えましょう。 少しでも怪しいと感じたら、専門家に確認することをおすすめします。
整骨院の広告で使っても問題ない内容は?
整骨院の広告には厳しい規制がありますが、法律で「掲載OK」とされている内容もちゃんとあります。
正しく理解すれば、ルールの中でも効果的な広告は十分に作れます。
ここでは、広告に使える主な内容をわかりやすくご紹介します。
柔道整復師であることや氏名・住所
柔道整復師として国家資格を持っていること、施術者の名前や住所は、広告に記載してOKです。
例
- 柔道整復師 〇〇 太郎(国家資格保有)
- 東京都港区〇〇町〇丁目〇〇
ただし、経歴や過去の実績などは記載できません。あくまで資格の有無と基本情報にとどめる必要があります。
施術所の名称・電話番号・所在地
院の名前や連絡先、住所なども広告に記載して問題ありません。
例:
- ◯◯接骨院
- 03-1234-5678
- 〇〇市〇〇町〇丁目〇番地
ただし、「クリニック」「治療院」など医療機関と紛らわしい名称はNGなので注意が必要です。
施術日・施術時間
診療時間や定休日、予約の有無なども、正しく伝えるために必要な情報として記載できます。
例:
- 平日 9:00〜13:00/15:00〜20:00
- 土曜も診療/日曜・祝日休み
- 完全予約制・予約優先
「診療時間」や「診察」という言葉はNGなので、「施術時間」「対応時間」などと言い換えましょう。
「ほねつぎ」「接骨」の表現
柔道整復師が行う施術として、「ほねつぎ」「接骨」という表現は、認められています。
そのため、「◯◯接骨院」や「ほねつぎ◯◯」といった名称は使用可能です。
※ただし、という名称については、法律(柔道整復師法)上で明記されていないため、ガイドライン上の議論が続いています。
2024年の第11回「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」 では、「整骨院」の使用を制限すべきという意見も出ており、将来的に使用が見直される可能性があります。
医療保険療養費支給申請ができる旨(条件あり)
整骨院では、一定の条件下で保険施術が可能です。
「保険適用できます」といった曖昧な表現はNGですが、正しい条件付きであれば保険について触れることは可能です。
OK例
- 「骨折・脱臼の患部の施術については、医師の同意が必要です」
「各種保険取り扱い」など、広すぎる表現はNGなので注意しましょう。
予約・出張・夜間対応・駐車場などの情報
患者さんの利便性に関わる情報として、以下のような内容は広告に記載してOKです。
例
- 予約制・完全予約制
- 夜20時まで対応
- 出張施術あり(地域限定)
- 専用駐車場2台あり
こういった情報は患者さんにとって重要なので、正確に記載しましょう。
広告ガイドラインに違反したらどうなる?
整骨院の広告には明確なルールが定められており、ガイドラインに違反すると思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ここでは、違反した場合にどんなリスクがあるのかを解説します。
通報や指導が入る可能性がある
広告内容に問題があると、患者さんや周辺住民、他の整骨院の関係者などから保健所に通報されることがあります。
通報を受けた保健所は、
- チラシや看板の内容を確認
- 院への立ち入り調査
- 是正指導(内容の修正命令)
などの対応を取る場合があります。
この時点で対応すれば、特に大きなペナルティにはならないケースもありますが、放置すると話が大きくなってしまいます。
悪質と判断されると罰則もある
何度も指摘されているのに改善しない場合や、違法性の高い広告を出し続けた場合は、悪質と判断されることがあります。
この場合、柔道整復師法やあはき法などに基づいて、
- 最大30万円以下の罰金
- 柔道整復師としての信用失墜
- 今後の保険取扱いに影響
といったペナルティを受ける可能性があります。
経営に影響が出ることも
万が一、罰則や行政処分を受けてしまった場合、
- ネットでの評判が下がる
- 保険請求ができなくなる可能性
- 集客・信用の低下
といったリスクがあり、整骨院の経営自体に大きな影響が出ることもあります。
だからこそ、法律やガイドラインに沿った「正しい広告運用」がとても大切です。
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以上、整骨院の広告規制・広告ガイドラインに関する解説でした。
整骨院を開業してみたものの、思うように患者さんが来てくれない。あるいは、開業前に「本当に集客できるのだろうか?」と不安に感じている方も多いはずです。
この記事では、「整骨院に患者さんが来ない」と感じたときに考えるべき原因や、今日から実践できる具体的な集客対策をご紹介します。開業前でも、開業後でも、集客は戦略がすべて。まずは現状を整理するところから始めましょう。
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整骨院に患者さんが来ない主な原因は?
まずは、整骨院に患者さんが来ない主な原因を確認してみましょう。
- 周囲に競合が多く、差別化ができていない
- 開業場所が人通りやターゲット層とマッチしていない
- ホームページやGoogleマップなど、ネット上の情報発信が不十分
- 店舗の外観や看板に「入りやすさ」がない
- 一度来院しても、リピートされない(対応・接遇・フォロー不足)
集客ができない整骨院には、こうした「仕組みや準備の不足」が共通して見られます。
整骨院を開業する前に考えるべき「患者さんが集まる立地と戦略」
開業前であれば、立地選びはとても重要です。たとえば以下のような視点で調査を行いましょう。
- 徒歩圏内の人口や年齢層(ターゲット層が住んでいるか)
- 周辺にある競合整骨院の数と特徴(価格帯・提供サービス)
- 商業施設、駅、学校、住宅街など、集客につながる要素が近くにあるか
また、外から見て「何をしている場所かすぐわかる看板」や、「清潔感のある外観」も大切な集客要素です。開業前に整骨院のブランディングをしっかり設計しておくことが、開業後の差になります。
患者さんが来院しづらい場所で開業してしまうと、せっかく整骨院を開業しても儲からない…なんてこともあるでしょう。
患者さんが来ないとき、整骨院が見直すべき3つの基本
整骨院に患者さんが来ないと感じたとき、まず見直すべきは「集客の基盤」です。
特別な広告費をかける前に、無料でできる集客の土台を整えるだけで、反応が大きく変わることもあります。
整骨院の広告は、厳しいガイドラインが設けられているため、「整骨院の広告規制・広告ガイドライン」の記事を参考にして下さい。
Googleマップ対策は、まず写真と営業時間から
出典:Google
患者さんが「近くの整骨院」で検索したとき、一番目につくのがGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)です。ここが未整備だと、他の整骨院に流れてしまいます。
まず見直すべきは以下の3点です。
営業時間が正しく表示されているか? → 休診日や祝日の営業情報が間違っていると、患者さんは迷って来院をためらいます。
- 施術所の写真を5~10枚以上掲載しているか? → 外観、入口、受付、施術スペース、スタッフの様子など。清潔感と安心感が伝わる写真が効果的です。
- 口コミはあるか? → 1件でも多い方が信頼性が増します。既存の患者さんに「ご協力をお願いする」だけでも十分です。
検索結果で上位に表示される整骨院は、この部分がしっかり整っています。
ホームページには「症状ページ」と「院長紹介」を
ホームページがあるだけでは不十分です。
特に、以下の2つのページがあるかどうかで、来院率が大きく変わります。
- 症状別ページ(腰痛・肩こり・スポーツ障害など)
→ 「自分の悩みに対応してくれる」と感じてもらうことが重要。
各ページに「その症状に強い理由」や「対応メニュー」を書きましょう。
- 院長紹介ページ
→ 顔写真と一緒に、簡単な経歴やメッセージを掲載。
「どんな人がやっているのか」が分かると、安心して来院できます。
さらに、「アクセス」「料金」「営業時間」などの基本情報もわかりやすく表示しておきましょう。
店頭の第一印象で選ばれる整骨院になるには?
通りがかりの人にとって、整骨院は「知らない場所」です。
中が見えにくかったり、何をしているか分からなければ、スルーされてしまうこともあります。
まずチェックしたいポイントは以下の通りです。
-
院名だけで施術内容が伝わるか?
例:「◯◯整骨院」だけでなく、外観から“どんな悩みに対応しているか”が分かる工夫があると安心感が高まります。
※ただし、看板などに表現を入れる場合は、広告ガイドラインに沿って適切な文言にしましょう。 -
のぼりやA型看板などで来院のきっかけを作れているか?
「交通事故対応」「予約不要」など、認められている範囲内での情報提示は効果的です。 -
夜の照明が暗くないか?
明るく見えるだけで「営業中なんだ」と安心されやすくなります。
こうした店頭の工夫によって、「前から気になってた」「ふらっと入ってみた」といった新規来院につながることも少なくありません。
整骨院のリピート率を上げるために、すぐできる5つの工夫
整骨院にとって「リピート率」は経営の生命線です。
1回来ただけで終わる患者さんばかりだと、どれだけ集客しても売上は安定しません。
ここでは、リピート率を高めるために、実際に効果があった具体的な方法をご紹介します。
①初回来院時に“安心感”を与えるヒアリングと説明
患者さんは不安な状態で来院します。
最初の対応で安心できるかどうかが、その後のリピートを大きく左右します。
- 丁寧な問診とヒアリング(5〜10分かけて話を聞く)
- 症状に対する説明は「専門用語NG」で、わかりやすく
- 「この施術は○回くらいで改善を目指します」など、今後の流れを見せる
→ 安心=信頼=継続につながります。
②次回来院の提案は、必ずその場で伝える
リピート率を高めたいなら、「次回の提案」をその場で行うことが超重要です。
例:「次回は2〜3日以内にもう一度見せていただけると、回復が早まりますよ」
「この症状だと最初の1〜2週間が重要です」
ここで予約まで取れればベストですが、口頭での提案だけでもリピート率は大きく変わります。
③手書きカード or LINEでのフォローアップを入れる
初回後のフォローは、他院と差がつくポイントです。
- 手書きの一言メッセージ(施術後にお礼のカードを渡す)
- LINE公式アカウントからのメッセージ配信
→「本日はありがとうございました」「次回の来院目安は○日後です」
これにより、「また来ようかな」と思い出すきっかけになります。
④来院理由を記録して、次回に話をつなげる
リピートしてもらうためには、「覚えてくれていた」と思わせるのがコツです。
- 問診シートやメモに来院目的やエピソードを記録しておく
- 次回来院時に「前回○○とおっしゃってましたね」と自然に話題に出す
「覚えてくれてる=信頼されてる」と感じてもらうことで、再来院のモチベーションが高まります。
⑤継続来院のメリットをわかりやすく伝える
患者さんは「何回通えばいいのか?」「行き続ける意味あるの?」という不安を抱えています。
- 改善までの通院回数や目安を、視覚化(カレンダー・ステップ表)
- 例:「最初の3回は体の土台作り」「その後は再発防止の調整へ」
- 継続することでどんなメリットがあるのかを説明
「納得感」があれば、回数券などの継続プラン提案にもつながります。
リピートは“技術”ではなく“信頼の積み重ね”です。
特別なキャンペーンを打たなくても、こうした小さな積み重ねで再来院率は確実に改善されます。
今できることから1つずつ取り入れてみてください。
結果が出ると、集客コストがぐっと減るだけでなく、患者さんとの関係性も深まります。
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以上、「整骨院に患者さんが来ない?よくある原因と増やすコツ」でした。
ジョイパルでは、このような質問をよくいただきます
Q1 | 接骨院、接骨院の開院を検討中だけど、どこで開業するとよいでしょうか? |
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Q2 | 医療機器の購入を検討しているのですが・・・ |
Q3 | 費用対効果の高い医療機器について聞きたいです! |
Q4 | 中古医療機器の購入を考えているのですが・・・ |
Q5 | 今まで以上に 患者さんの集客を考えていますが、どうすれば良いですか? |
Q6 | 店舗を 患者さんが利用しやすいようにリフォームしたいのですが・・・ |